舞台『P4U2』ゲネプロレポート 演者×3D映像で楽しむ2.5次元の舞台

舞台『ペルソナ4  ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド(以下、P4U2)』の本公演が昨日より始まった。2016年7月6日(水)東京ドームシティ アトラクションズ「ジオポリス」内 シアターGロッソで行われた公開ゲネプロの模様をレポートする。

舞台『P4U2』は、アーケード版とPS3版で展開している同タイトル格闘ゲームの舞台化だ。2008年にアトラスより発売されたPS2用ゲーム『ペルソナ4』のスピンオフ作品『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ(P4U)』も2014年12月に舞台化されており、今回の作品はその続編にあたる。


キャストは前回の舞台『P4U』のメンバーと大きく変更はなく、鳴上悠役に南圭介さん、花村陽介役に宮城紘大さん、巽完二役に滝川英治さん、天城雪子役に青木志貴さん、里中千枝役に小市眞琴さん、久慈川りせ役に麻生夏子さん、白鐘直斗役に浅倉結希さん、桐条美鶴役に田野アサミさん、アイギス役に宮原華音さん、ラビリス役に青野楓さん、エリザベス役に吉川麻美さん、皆月翔役に友常勇気さん、足立透役に真殿光昭さんが出演。


7月3日は南圭介さんのお誕生日で、稽古中のサプライズ祝いの様子がTwitterで報告されている。チームワークはかなり仕上がっているようだ。

この舞台は最先端の3D技術を駆使した演出を取り入れており、入り口で配られる3Dメガネを着用して観劇する。生身の演者と映像が絡み合い、迫力ある演出を味わえるのでぜひ3Dメガネをかけて堪能してほしい。


それと原作『ペルソナ4』をご存知の方ならおわかりだろうが、この作品にとって「メガネ」は特別なものなのである。「メガネをかける」という行為がこの舞台の世界への没入感を加速させてくれる。

まず、ストーリーは足立らのシーンから始まる。その後鳴上と花村が電話をしていると「マヨナカテレビ」にクマ総統が映り、「P-1 CLIMAX」の開催が宣言され、オープニングに。彼らが住む稲羽市は謎の赤い霧に包まれ、異様な街並みに変貌。仲間が囚われていると知った鳴上たち「特別捜査隊」は救出に向かうが、クマ総統が作ったという偽物の自分たち――シャドウ集団が立ちはだかる。黒幕の存在もあっさり明らかとなり、皆月翔という少年と対峙するが――。

『P4U2』は原作が格闘対戦ゲームのため、劇中には戦闘シーンが多く盛り込まれている。10人を超える人物が立ち乱れる殺陣は相当な練習量を伺わせた。


生身の役者とシャドウが戦うシーンも必見。本当にシャドウが舞台上に存在すると錯覚するほど実に生々しく、彼らの持つ特殊能力・ペルソナとその攻撃も立体的に観ることができる。

場面転換も非常に鮮やかだ。回想シーンかと思いきや急に現在の時間軸に戻ったり、同じ時間軸で違う場所の仲間たちの戦闘シーンに切り替わったり……。小道具や3D映像、照明など、空間を広く多彩に使う演出で素早い場面転換とストーリー進行を可能にしており、約2時間半の公演時間があっという間に感じられた。

中央から段差が生じている舞台には、黒と黄色2色の格子状の斜面になった足場が存在しており、演者はその坂を利用してパフォーマンスを行う。傾斜が付いているので奥行きや高さが非常に感じられ、後ろの方の席でも観にくくなるなどの心配はないはずだ。

エンディングでは全員が登場し、ひとりひとりソロでダンスを披露。スポットライトを浴びて踊る演者たちは、華やかでスタイリッシュ、かつキャラクターの特徴を捉えた動きで、ゲームのキャラクターたちに血が通っていることをより深く認識できることだろう。

ゲームのファン、前回の舞台を経験している人であればもちろん細かな演出や動きにニヤっとするところもあるが、それらを知らない人でも楽しく見ごたえがある舞台が完成している。舞台『P4U2』は7月10日(土)までの公演で、千秋楽にはライブビューイングも予定されている。


◆舞台『P4U2』CM◆


◆鳴上悠役の南圭介さんはAbemaTV「芸能(秘)チャンネル」にも出演中。

続きを見る

0コメント

  • 1000 / 1000