「もうすぐホームレスに…」給料未払いインドカレー店続報 破産管財人を解任要求

AbemaTVの報道番組『AbemaPrime』がいちはやく報道した、インドカレー専門店の外国人従業員の給料未払い事件についてさらなる新展開が起こった。



インドカレー専門店「シャンティ 南大塚店」外国人従業員の給与の一部が未払いのまま日本人社長が行方をくらまし、従業員がTwitter等を通じて現状を訴えたというこの事件。

店側の破産手続きによって国により選定された破産管財人に対し、外国人従業員が解任の申し立てを行った。


東京地裁が専任した破産管財人が泥棒扱いをするように「店舗の物品を持ちだした場合、警察に通報して刑事事件とする」などと発言し、公平であるべき破産管財人として不適切として、解任の申し立てを行ったという。

この件に関して、番組では、外国人労働問題に詳しいアディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士をゲストコメンテーターに加えて紹介した。



▪︎破産管財人は法的に「正しい」が、冷酷すぎた?

番組が取材した破産管財人のコメントは以下の通り。

・相手(従業員側)がやろうとしていることに私がとやかく言うつもりはない

・解任の要求をしたいならすればいい

・私が言っても裁判所が判断すること

・管財人というものがどういう立場の仕事をするのか、(従業員に)教えてあげてほしい

この破産管財人の言動に対して岩沙弁護士は「内容自体は間違っていません。しかし言い方がきついというか、人間味のない言い方をしているのでこういった反感が出ているのだと思います。言うべきことを言っていますが、相手は人間ですし、賃金の払われていない労働者の方なので言い方は工夫しても良かったと思います」とコメント。

仕事をなくし、給与も支払われず、寝泊まりをしていた店舗からも立ち退かなくてはいけないという外国人従業員たちに対する管財人の「言い方」が良くなかったようだ。

しかしながら、解任の申し立てがされたところで、実際に解任される可能性はほとんどないという。

「発言内容としてはきつかったけれど、管財人として財産である店舗を守るのは重要な役割のひとつ。これが理由での解任はおそらく認められないと思います」と岩佐弁護士は続けた。



▪︎もうすぐホームレス……現場からの悲痛な声

今回も「シャンティ 南大塚店」から、イケキャス.の青峰佑樹が中継を行い、支援者の“アミンさん”ことシード・アミヌル・ホックさんと従業員のジョシ・バガワティ・プラシャドさんに話を聞いた。

アミンさんは保健所の営業許可が6月20日にすでに停止されており、30日から店舗は休業状態であることを明かした。営業は停止された上に、間もなく店舗からも立ち退かなくてはならないという。

アミンさんは「破産管財人からは14日までに出て行かないと刑事事件になるという脅かしの手紙が届いた。破産管財人は公平・平等にいないといけないのに、社長寄りで、泥棒扱いにもされて傷ついている。14日に出て行けと言われたらホームレスになるしかない。見ている皆さんとスタジオの皆さんにいい方法があれば教えていただきたい」と厳しい現状を訴えた。


従業員のジョシさんは「8年間この会社にいた。お金ももらってないし、どこにも行く道がない。上手に日本語を話すこともできない。皆さん力を貸してください。こんな恥ずかしいことがニュースで流れると日本のイメージも悪くなると思います」と悲痛な声をあげた。

スタジオの岩佐弁護士は彼らに対し「出て行かないと刑事事件に発展してしまうから従わざるをえない。カレー屋さんとして他のお店で働くってことは十分考えられると思います。他の店舗で働けるようなところが新たに見つかるといいですね」と声をかけたが、アミンさんからは「15人くらいすぐ使ってくれることもないし、すごく難しい」と返答された。


▪︎報道されてから良いこともあるが……いまだ厳しい現状

報道されるようになってから心配の声が電話やネットなどを通じて届くようになったというが、新たな働き口などの申し出は今のところないという。

しかしながら、報道で広く知られることによって、味方も増えた現状も明かしてくれた。今までは労働基準監督署やハローワークにいっても取り合ってもらえなかったのが「良い対応をしてもらえるようになった」とアミンさんは話す。


今月14日には寝泊まりしていた場所からも立ち退く彼ら。引き続き「AbemaPrime」ではこの事件を追っていくという。

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