児童虐待が激増 通告された児童数が3万7千人に増えた理由とは?

厚労省の調査によると、2014年の児童虐待相談件数は約9万件で過去最多だったという。菅義偉官房長官はこれについて「重く受け止め、対応に万全を期したい」と述べた。虐待をしてしまう親について、子育てをする母親からは「どうして言うことを聞いてくれないかでイライラすることもあるのでは?」(30代母親)や「自分の思い通りにならなくてカッとすることもある」(20代母親)といった声も出た。

7月2日に生放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)には、児童虐待防止全国ネットワーク理事の高祖常子氏が登場。現在の児童虐待の問題点について語った。

「親なんだから子供をしつけなくてはと思う。ただ、躾とは?と言われて、意外と答えられないものです。よくわからなかったりもしますし、自分は躾のためと思っていても、そこが子供の側から見たら、耐え難い苦痛だったりするということはあります」

なお、2004年に962件だった「児童虐待 通告児童数」が2015年は37020人と激増していることについてはどう考えているのか。

「通告は昔からあったとは思いますが、件数が増えたことについては、虐待から子供を守りたいということで、『大丈夫かな?』という(念のための)連絡を含め増えているのではないでしょうか。児童相談所とか、関係者に話を聞くと、単に通告が増えているだけという面もあります。核家族化で密室化していて、マンションに住んでいてお隣と付き合いがないため、児童相談所に通告しているのかもしれません」

児童虐待の法的問題について、番組に出演した弁護士の佐藤みのり氏は「児童虐待防止法」関連の4項目を挙げた。【1】身体的虐待【2】性的虐待【3】ネグレクト【4】心理的虐待だ。

【1】と【2】についてはその言葉通りだが、ネグレクトとは、ご飯をあげないことや、北海道で発生した男児の置き去り事件など長時間置き去りにすることなど。あとは、母親と付き合ってる交際相手が子供に暴行をしているのを母親が放置することもネグレクトにあたる。

心理的虐待は暴言や拒絶的反応など、子供の目の前で配偶者に対するDVも含まれる。心理的に不安定になるので、法律的には虐待と定義づけられている。場合によっては刑事責任が発生することもあるそうだ。

高祖氏は、「児童養護施設や福祉施設に預けられている子供は46000人いる。親御さんがなくなったりもいるが、その中の6~7割は虐待要因だったりするのです。躾と虐待は違うものです。子供の側に立ち、ボーダーラインについて考えていきたいです」と語った。


※次回放送は10日(日)20:00 ~ 23:00 選挙特番「みのもんたの選挙でよるバズ!」です

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