若者に人気、ロボによる資産運用の自動化 経済の専門家からは懸念の声


本日7月1日、日本におけるフィンテック(FinTech)の今後の対策や課題の検討のために、経済産業省が主導しての会合がおこなわれた。フィンテックとは、金融のFinace(ファイナンス)とITの Technoligy(テクノロジー)を融合させた言葉。現在、世界が注目し、力が注がれている分野だが、日本は大きく出遅れているという。このため、政府は関連企業のトップらを集め、本日の会合を開催するにいたった。



同日放送された「AbemaPrime」(AbemaTV)では、フィンテックについて特集。スマホでの資産運用サービスを提供している「株式会社お金のデザイン」取締役COOの北澤直氏をスタジオに招き、同社が展開するロボアドバイザー「THEO(テオ)」を紹介した。

「THEO」は、専門的な知識がなくても、あらかじめ回答した質問を元に、利用者に一番有効な資産運用をコンピューターが提案し、さらに具体的な運用も自動化出来るというもの。


資産運用の自動化とは、株だけでなく原油や通貨といったあらゆるものに分散投資をおこなうもの。資産が積み上がっていくアルゴリズムに従い、人間では感情的な判断になりそうな部分をロボが代わりに行うことで、堅実な運用が可能になる。

インターネット環境さえあればどこからでも利用でき、10万円から資産運用可能。北澤氏によると利用者の中心は20代・30代とのことで、若者を中心にフィンテックへの関心が高まっていることが伺いしれる。


金曜コメンテーターの“お金おじさん”こと経済評論家の川口一晃氏は、今後同様のサービスがさらに発展していくとみるが、ロボによる資産運用の自動化には懐疑的。

「ロボアドバイザーが普及すれば、証券マンや銀行マンといった専門家のアドバイスが不要になる。これにより、600億円くらいの人件費が削減できる。ただ、(マーケットで)100万分の1回しか起こりえないような(大暴落といった)ことが、1990年〜2014年の間で26回も起こっている。これまでも資産運用の自動化を行っているところもあるが、暴落するたびに破綻しているところもかなりあるので、運用を任せるのはなかなか...。ロボのアドバイスを受けて、人間が運用するというのは技術が進んでいるのでいいのかもと考える」(川口氏)



なお同日行われた政府主導のフィンテックの検討会合では、柳瀬経済産業政策局長が、フィンテックを「第4次産業革命」と位置づけている。普及させるために規制の見直しなども議論し、来月中に報告書をまとめるという。


「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中

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