リオ五輪どころではない…現地記者が生報告「不景気が続き、失業率が高い。生活で頭がいっぱい」

ブラジルを中心に流行している「ジカ熱」。今夏ブラジルで開催されるリオデジャネイロ・オリンピックだが、ジカ熱の感染を懸念して、出場予定選手が不参加を表明するなど、開催を目前に控えて大きな影響が起きている。

29日放送のAbemaTVのメインニュース番組『AbemaPrime』では、時事通信社サンパウロ特派員で、リオデジャネイロで取材を続けている辻修平記者と中継をつなぎ、現地の状況を聞いた。

まず現地での、オリンピックに向けての盛り上がりについては「ほとんど盛り上がっている感じがしない」とまさかの返答。その理由としては「ブラジルはサッカーの国。他のスポーツがあまり知られていないというのがある」「ブラジルは不景気が続き、失業率が高まっている。生活のことで頭がいっぱいの様子」と辻記者からの、現地はオリンピックムードどころではないという生リポートに、スタジオからは驚きの声があがる。

日本と比較して殺人発生率が25倍、強盗が660倍といわれる治安の悪さで知られるが、辻記者によると「パラリンピックに出場予定のオーストラリアの選手が強盗の被害に遭うなど、大会前の調整のために入国した選手の被害が報告されている」と実際に被害が起きているという。


またジカ熱に関しては「話題に上がらなくなった。今は心配する人は、ほとんどいない」とコメントした。

「先週のサンパウロでは、25年ぶりの寒波が来て、5度くらいまで気温が下がった。気温がそこまで低いと、蚊が飛ぶことがほとんどない。その状況下で、(蚊を媒介とする)ジカ熱の話題はピンと来ていない」(辻記者)


国際オリンピック委員会(IOC)が、ジカ熱ついて「例年より涼しいため危険性が低い」と先日報告したことについては、「その通りだと思う。ブラジルはコートを来ている人がいるほどで、日本で冬に蚊が飛ぶことを想像できないのと同じです」と回答した。

現地の様子を受け、スタジオでは、感染症に詳しい篠塚規氏が「IOCの医療委員長が来日した時も、今一番やるべき予防接種はインフルエンザワクチンだと言っていたほどだ」と、今はジカ熱よりも寒波の影響の方が不安要因になっていると指摘した。


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