リアルなホラー人形アニメーション NHKでも活躍する美人作家とは?

アニメ作品を数多く放送しているAbemaTV。話題のTVアニメはもちろんのこと、『Peeping Life』シリーズや『ウサビッチ』シリーズなど、CGによるショートアニメーションの隠れた人気作も放送中だ。クリエイターのFROGMANが手がけるFlashアニメーション『秘密結社 鷹の爪 MAX』もラインナップされており、多様なアニメーション作品を楽しむことができる。


アニメーションと一口にいっても様々な種類がある中で、本記事では1つの人形アニメーションを紹介しよう。NHKみんなのうたではやくしまるえつこ、NHKBSプレミアム「ワラッチャオ!」では小林ゆうといったアーティストと組んでいる女性人形アニメーション作家・秦俊子。アニメーション制作はもちろん、企画・作詞も行う新進気鋭の若い作家が手がけた人形アニメーションは、なんとホラー作品だ。

2011年制作 『さまよう心臓』ROOTLESS HEART

NHKでは子供向けにかわいらしい人形アニメーションを制作している秦だが、『さまよう心臓』は、東京藝術大学大学院でアニメーションを専攻していた当時の彼女が手がけた自主制作作品だ。人形の造形もさることながら、暗闇に響く靴音や不気味さをかきたてるBGM、おもわず映像に引き込まれるカメラワークなどで、ホラー作品として高い完成度を誇っている。人形が持つ独特の不気味さも際立っており、夜1人で鑑賞することは、お勧めできない。

▲人気のない家屋でいたずらをしていた少年たち。暗い部屋に閉じ込められてしまい……。

▲同じ家に訪れた兄妹。2人を襲うものとは……。

日本の人形アニメーション作家といえば、NHK『人形劇 三国志』などさまざまな代表作を持つ川本喜八郎や、ロシアの人気キャラクター『チェブラーシカ』を人形アニメーションで描いた中村誠などがあげられるが、決してメジャーなジャンルではない。しかし昨今、人気脚本家の虚淵玄が原案・脚本・総監修を務める、日本と台湾の合作人形アニメーション『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(サンダーボルトファンタジー トウリケンユウキ)』が、今夏より地上波で放送されるなど、にわかに盛り上がりを見せている。


現在、アルパカが活躍する新感覚人形アニメーション『パカリアン』を制作中の秦。作品歴や新作情報、そのほかの作品は、ぜひ彼女の公式HPを参照してほしい。

秦 俊子(はた としこ)

フリーランスのアニメーション・イラスト作家。1985年福岡県生まれ。2011年に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻を修了。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭ほか、さまざまな映画祭・グランプリで入賞している。

©2011 Toshiko Hata/Tokyo University of the Arts

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