市民からは反対の声 「杜の都」銀杏並木の伐採計画

「杜の都」として知られる宮城県仙台市で銀杏並木の伐採計画が持ち上がり、市民から反対の声が上がった。この件について25日の『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)では、当事者の意見を紹介した。

広瀬通りに60年前に植えられ、「杜の都」の象徴となっている12本の銀杏だが、慢性的な渋滞緩和のために伐採をし、新たな車線を作るのだという。タクシードライバーからは「車が混むことを考えたら伐採はやむをえないかな」という声も出た。だが、突如として伐採が通告されたことに反対の声が出たことから仙台市の担当課長からは「説明が十分ではなかった」と振り返る。そこで、7月末に審議会を開き、その後住民に説明を行う。

また、銀杏の移転も考慮したが、枯れてしまうことも懸念されるため断念したという。番組には「杜の都の緑をまちづくりに活かす市民の会」の高橋洋人氏が登場。伐採を知ったのは2月下旬の東北放送でのニュースで、3月末には切られるということが決定事項のように報じられたのだという。高橋氏は「銀杏並木は仙台市民のもので、大事な緑と認識している」と語った。

番組MCのみのもんた氏(71)は「僕は宮城県の観光大使をやったことがある。世の中が発達し、商売が忙しくなり、車の数も増える。車の数が増えないようにすることを考えなくては、と思う。車が増えたから道路を広げようと言うけど、車が増えないようにはどうすればいい? ここからここまで歩きましょう、とか(決めればいい)。自家用車はここは入れないとかはないの?」と高橋氏に質問。高橋氏はこう答えた。

「説明会は開かれたのですが、市民感情からはズレています。交通の便がよくなり、より多くの台数が通れるようになると説明しましたが、1台、2台、3台の行き来がスムーズになったからといって何が変わるか? もっと大事なものがあるのでは? インバウンド(外国からの観光客)を重視しています。私は事業主として仙台でやっています。しかし、インバウンドで東北は(全国的には)数パーセントです。東北はどうアピールするか。仙台の武器の一つは緑。そこを簡単に考えてはいけないとアピールしています」

現状、前回の説明会以降、市から主だった示しはなく、伐採を宣言する看板が掲げられ続けている状態だ。切るつもりなのか、審議会で回避する方向にいくのか、さっぱり分からない状態にある。みの氏は、景観を守るためには「ある覚悟」が必要だと語った。

「一つのたとえで参考になるかは分からないですが、オーストラリアやニュージーランドには素晴らしい緑の遊園地や公園がある。そこにたくさんの人が集まる。一定の人が集まると『これ以上は入れません』となる。これ以上は入れない。もし入れなかったら明日来て下さい。こうしなくては守れない。これを仙台の人が受け入れるかどうか。」

このように利便性と景観の両方を優先することの難しさを語った。

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