水深350mで眠る戦艦「大和」 ハイビジョン調査映像が公開

6月22日、広島県呉市が鹿児島県沖約270kmの海域の水深350メートルの海底付近で撮影した戦艦大和のハイビジョン映像を公開した。大和は1945年4月7日に米軍の攻撃を受けて沈没し、約3000人の乗務員が死亡した。

世界最大の263メートルを誇り、46cm砲は40kmの射程距離を持っていたが、日本の敗戦が濃厚の中、最後の戦いに赴いた。同日14時02分、左舷中央部に爆弾3発命中し、その後10本の魚雷が突き刺さった。爆発のキノコ雲は高さ600メートルにも及んだ。助かった人数は276名だけだったという。

26日に生放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)には日本海軍史研究家の畑野勇氏が登場し、呉市が公開した映像を次々と解説していった。

艦首の菊の紋章については「菊の紋章は天皇と皇室を表します。日本海軍の紋章はすべてついています。チーク材に金箔。1.5メートルもあったといいます」などと説明した。また、真鍮で作られた5メートルものスクリューの製造技術が当時としては相当高かったことや、大和は大きい軍艦だが速度50kmで進み、スクリューやバルバスバウ(球状艦首)などの当時の最新技術を惜しみなく注ぎこまれたと説明した。

MCのみのもんた氏(71)から「なんで、引き上げることしないんですか?」と聞かれ、畑野氏は「引き上げて下さいと言う人もいれば、いたましい思いをかきたてられるのでそっとしておいてくださいと言う人もいます。どちらの意見も正しいってことで…。後世にいかに伝えるかが重要です」と語った。また、海が荒れているため、引き上げにはかなりの資金・人手が必要だという。


『みのもんたのよるバズ!』はAbemaTVにて毎週土曜日20:00~21:50にて放送中

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