北極に15年間挑戦し続ける冒険家に直撃 「北極点到達をサポートなしで目指す」

22日にオンエアされたAbemaTV『AbemaPrime』の特集コーナー「REINA の知らない世界奇人紀行」で、冒険家の荻田泰永さんが紹介された。

■マイナス40度の世界

荻田さんは、北極を舞台にする冒険家。北極とは北緯66度以上の北極圏のことで、襲われれば命の危険にさらされるホッキョクグマやオオカミが生息し、ブリザードに見舞われる危険極まりない場所。荻田さんは、そんな北極を15年間も冒険し続け、今目指しているのが、無補給単独徒歩での北極点到達だ。

地図上で言うと北極点は、海。いつ割れるかもわからない、歩くだけでも危険な氷の道は、直線距離およそ800キロ。通常なら、陸からのサポートを受けながら進む冒険を、荻田さんは、サポートなしで踏破しようとしている。

無補給単独徒歩で北極点にたどり着いたのは、過去2人だけ。 荻田さんは、これまで2度挑戦したが、どちらも道半ばで断念。偉業達成まであくなき挑戦が続いている。

■荻田さんのこれまでの北極冒険

北極圏には16年間で合計14回訪れ、2012年と2014年には北極点無補給単独歩行到達に挑戦。しかし荻田さんによると、温暖化の影響で昔より今のほうが氷が薄く、より困難な道となっているという。氷が薄くなるとより割れやすくなるほか、割れた氷で障害物も多くなっていくためだ。


■北極点道のりへの経費(2012年概算)

北極点への道のりには2012年時点の概算で、およそ1600万円。荻田さんは飛行機のチャーター料などが、「今ではもっと高くなっている」といい、自分のお金はもちろんスポンサーや、支援を募るなどしているとのこと。


■荻田さんQ&A

2007年にはテントのなかで火を出してしまい、救助されたものの両手に大やけどを負うなど、さまざまな経験をしている荻田さんに、スタジオの出演者から質問が投げかけられた。


――きっかけは?

荻田:大学を中退して、フラフラして、エネルギーだけが余っていた時にたまたまテレビをみたら、冒険家の人がしゃべっていた。そのひとが若者を連れていこうといっていて、手紙を書いたんです。それで、たまたま最初が北極だった。


――トイレはどうしてるの?

荻田:普通にするんですけど、寒いので、例えばお尻出してのんびりしていると凍傷になっちゃうのでギリギリまで我慢して…。


――北極点って、何か旗とか立っているの? どうやって「ここが北極点」ってわかるの?

荻田:GPSですね。一晩寝たら、テントごと何キロも流されたりする。寝た時と起きた時、ひどいときは5、10キロ流されていることもあります。動く海なので、旗をたてても目標物を残しようがない。


――海(氷)の上に北極点があるということは、「わ、ついたー!」っていう感動は…

荻田:アンチクライマックス化っていうか、確認するのが遅れると通り過ぎるかもしれない。北極点についた時点で、ピックアップしてもらうんです。迎えに来てもらうのも何日もかかるので、「やったー!」っていっても、しばらくそこにいなくちゃいけない。


――冒険中、食べたくなるものは?

荻田:いちばん食べたくなるのはバターですね。毎日5000キロカロリーくらい食べます。それでも(一度のチャレンジで)10キロくらい痩せる。


――今後の目標は?

荻田:北極点3度めのチャレンジと、南極も視野にいれようかなと。南は石垣島までしか行ったことないので。


生き生きと語る荻田さん。ゲスト出演した柔道家の篠原信一氏は、「こういう写真やVTRを見ると男心がくすぐられるけど、(僕は)体重的に…(氷の上を歩くのは)」と、感嘆しつつも、別のポイントを“心配”していた。

その他、荻田さんは、2013年から、子供たちに冒険の楽しさを教える「100マイルアドベンチャー」という活動を開始している。


「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中

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