なぜ、日本食が世界中でブーム? 「カリフォルニアロール」生みの親に聞いた

2013年、ユネスコの無形文化遺産に「和食」が登録。また、先日の伊勢志摩サミットでも和食が各国首脳に振る舞われるなど、安倍晋三総理大臣を筆頭に現在日本の食文化を大プッシュ。健康食品として海外でもてはやされる和食ブームを受け、昨年度の農林水産物輸出額では、前年比の20%増、過去最高金額となる7452億円を記録した。

6月16日のAbemaTVの報道番組『AbemaPrime』ではこの件について取り上げ、様々な視点から「世界における日本食」についての考察を行った。

番組では、カリフォルニアロールの生みの親だという、カナダ在住の和食レストラン経営・東條英員(とうじょうひでかず)氏と中継を行った。


▪︎外国人向けを追求していった必然から生まれたカリフォルニアロール

東條氏によるとカナダ人は、真っ黒い「海苔」が苦手だったそう。当時は邪道と言われていたインサイドアウト(外巻き)の海苔巻きを考案、そして生物を食べないことから火の通ったツナやサーモン、エビなどをインサイドアウトで握ったら受けたのがカリフォルニアロールのはじまり。「トージョーロール」という名前がいつのまにかカリフォルニアロールと呼ばれるようになったという。


米国在住経験のあるゲストコメンテーターの堀潤氏が「米国は日本食ブームで中華料理店や韓国料理店も日本食に鞍替えしてる」という現状を語ると、東條氏は「いいかわるいかは別にして、シェフはどこの国の人かとお客さんは気にしている」と答えた。

続けての堀氏の「ジャパンブランドを守るためにはどうすればいいか?」という質問に対し、「ある程度の技術、あと日本の食材を何%使っているかが基準になるだろう」と回答した。


▪︎激増する日本食レストラン、繊細になる世界の「舌」

2013年以降、全世界の日本食レストランの数は約3万4000店増加、地域別にみても1.5倍以上の成長を見せている。ゲストとして江戸時代より続く近茶流嗣家の柳原尚之氏が登場し、この件について解説した。

柳原氏は「無形文化遺産に選ばれたことを海外の人は知らないと思うが、日本がアピールをしているからだろう」と分析。また、インターネットで気軽に寿司の握り方など、和食の作り方がわかるようになったことも原因のひとつではと語った。


また、和食といえば「スシ・テンプラ」だった時代からも変化が起こっているという。

「いつからかしっかりはわからないが『慣れ』があると思う。昔は和食はスノッブな人が食べていたものだったが、今度は子どもたち世代が食べていて、ダシがきいたものなどもわかるようになってきている」

と柳原氏は解説。「UMAMI」「DASHI」「KATSUOBUSHI」「KOMBU」は全て英語圏で意味が通じるという。ゲストMCの矢口真里は「繊細な味をわかるようになってきてすごくいいことですね」とコメントした。


「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中

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