矢口真里、熊本地震時のネットの心ない「有名人叩き」に怒り

深夜に襲ったあの熊本地震の発生から、6月16日で2か月が経過した。16日放送の『AbemaPrime』(AbemaTV)では、木曜日コーナー「ざっくり社会学」にて、「震災から2ヶ月」をテーマに特集が組まれた。熊本県出身で自身も地震で自宅が全壊するなどの被害を受けた、女優の井上晴美がゲスト出演し、“熊本のあの時、そして今”を語った。


■井上晴美が語る「この2ヶ月」

井上:実家は熊本市内で、4月14日、最初の余震のときには西原村にいて、ちょうど子供たちが寝たあとでした。私は台所にいて、主人は自室で仕事をしていたときに、突然下から”ドーン!”と、突き上げられるような感じになって…。そのあと(家のなかが)シャッフルされるような。

揺れが思ったより長くて、主人が子供たちのところに行ってテーブルの下に避難しました。私たちは(防災として、もともと)いろんな場所に懐中電灯を置いておいたんですが、どこにあるかわからなくなってしまって、テーブルの上に置いておいた携帯も落っこちちゃって。明かりがなくなって、真っ暗な中、外に出る感じで…。

これは長期の地震になると感覚が働いて、まずはガソリンをいれにいこうと。その時はまだ給油できる状態で、とりあえず満タンにして、近くのママ友に「大丈夫?」と声をかけて。


――今の生活は?

井上:私たちは今熊本から出ていて、今後どうするかっていうのはまだ決まっていない。家も、どこに拠点を置くかっていうのも決められていなくて、ふらふらと放浪中なんです。


――ネットの心無い誹謗中傷により、現地から発信していたブログを4月18日で一旦休止することになったことについて。

井上:私はひたすら今の状況を書いていただけなのに、それがいつの間にか、ちょっと違うふうに捉えられているていうのをまわりから聞いて…。極力電池を使いたくないから、私は書いてすぐに電源を切っていた状態だったんですけど、まわりから、批判があるというのを聞いて、なにそれって。じゃあ書くのをやめるわ、と。


番組MC・矢口:正直、(井上の元にそういう声がいったことを聞いて)すごく悲しかったです。まわりが何をしていいかわからない状況で、被災地にいる井上さんの発信はとても大事だったのに。“有名人叩き”で...。私みたいな人が叩かれるのは全然いいんですけど、井上さんみたいに傷ついている人が叩かれるのは信じられないと思いましたね。


番組コメンテーター・堀潤氏:ひとつには、情報がきちんと届いていないというのもあったんですよね。例えば自主避難をしている方々が発信すると、“なんで避難所にいかないんだ、自分で勝手に避難しているんだから食べ物がないのは当たり前だろ”というような反応がくる。でも実際は、避難所には人がいっぱいいることから、遠慮して自主的に避難しているのに。無理解によるバッシングを防がなくてはいけないと思う点では、メディアの努力も必要ですが、日ごろの不満をぶつけるだけというものも見られましたね…。


日経ビジネスチーフ企画プロデューサー・柳瀬博一氏:ちょっとむかついたというのを書い

ただけで、本人に聞いてみると、それほど悪い意識はない。簡単にテキストにできちゃうのがウェブの恐ろしいところです。だから、ウェブは“そういうもの”だと最初からある程度思って付き合わないといけない。将来的にはいろんなフィルタリングが出てくると思いますが、今は「思う」と「言う」がごちゃ混ぜになっている世界なので。


「思う」と「言う」は違う。なお、井上は4月18日にブログ休止した後、4月26日に少しずつ支援が届いていることを報告し、感謝の言葉も綴っている。5月の更新はなかったが、「まわりでも、地震から時間が経って、忘れられちゃっているんじゃないかって…」という井上。メディアでの発信を続けていく決意のもと、6月になり、少しずつ支援要望の情報などを公開している。


「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中

続きを見る

0コメント

  • 1000 / 1000