韓国の若者に人気のラジオ番組「絶望ラジオ」 支持される理由とは?

13日、AbemaTV『AbemaPrime』で放送された、月曜コーナー「隣国ジャーナル」にて、韓国の若者の間で人気だというインターネット番組「絶望ラジオ」が紹介された。

「絶望ラジオ」で紹介されている内容は、「ルックスにダメ出しをされた」「履歴書を買うお金がなくてアルバイト(に応募すること)もできない」など、若者たちが絶望を感じた体験や話題ばかり。番組DJは、その声を受け激励するかと思いきや、解決策を提示するわけでもなく、関係ない話で盛り上がる。

このラジオの特徴は「助言はしない 激励もしない 答えも出さない」ということ。

このやり方になったきっかけはDJの金成一(キム・ソンイル)さんが昨年バスの中で偶然聞いたラジオ番組の、“上から目線”の軽いアドバイス。頑張ってもギリギリの生活しか送れない人に、“もっと頑張れ!”と無責任に激励するような内容だったそうで、金さんはそんなアドバイスでは「問題解決にはならない」と考えたという。

この日のゲストで、韓国でお天気お姉さんとして活躍していたカン・ハンナは、

「私のまわりでもよく聴いています。若者が光のない状態で過ごしていることをあらわしているんだと思います。共有して、共感していこうという動きで、まわりも一緒に辛いということを言ってもらえると、元気をもらえるということはあるのではないでしょうか」

と分析。ちなみに韓国の大卒の就職率は56%(2015年)、日本は80.4%(2016年)。韓国では、日本よりも大卒の就職率が悪いのだ。「子供のころからすごい時間を勉強に費やして厳しい受験戦争を勝ち抜いて、大学に入って、やっと卒業して幸せな人生が待っていると思ったら就職できない。こういう社会に絶望してしまうのでは」(カン)


また、月曜MCのウーマンラッシュアワー・村本大輔は、

「例えば世の中がすべて暗いニュースばっかりはいやだけど、ネットラジオだったら、元気になれそう。

ベッキーも、先日の会見で記者から「もう(不倫は)しませんか」というような質問があったらしいけど、ネットやラジオで今後「私もしたことある」みたいな話をしてみるとか。(「絶望ラジオ」は)臭いものにフタをするんじゃなくて、それを肥料にしてプラスにしているから、いいと思う」

と持論を展開。不幸な話を1人で抱え込まず、共有することで、前向きになれることもあるという意見に、番組キャスターの小松靖アナウンサーやカンなども頷いていた。


「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中

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