張本勲がついに「危険なスポーツ」にも「あっぱれ」でみのもんたへの提言

ハリーこと張本勲氏(75)が今週も『サンデーモーニング』(TBS系)で絶好調で安心した。ハリーは基本的には日本の野球のことをホメ、アメリカの野球や危険なスポーツについては良い顔をしない。その一方で、高齢者、子供、女の選手にはいつも優しい。同番組でハリーは優れたプレーには「あっぱれ」を入れ、ダメなプレーには「喝」を入れることで知られるが、「喝」「あっぱれ」の基準は、これに従っている。


12日のオンエアの回では、平凡なフライを取れないなど凡ミスをする野手に対しては「喝」を入れたのだが、オレが注目したのはアメリカで行われたスケートボードの大会を紹介する場面である。というのも、この件については、日本人女子高生・中村貴咲選手(16)が優勝したからである。通常、ハリーはローラーゲームや崖からの飛び込み、BMX等の危険なスポーツが出ると否定的である。

「危ないねぇ、なんでこんなことして楽しいのよ!」

だったらボクシングのことも「喝!」を入れろよオイ、と思うのだが、とにかく保守的なハリーはこうした新しい競技には嫌悪感を示す。だが、この日は中村選手に「あっぱれ」を入れたのだった。オレはこの日、ハリーの心の葛藤を感じた。通常、危険なスポーツにはあっぱれを入れない彼が、「若い女・高齢者・子供にはあっぱれを入れる」というもう一つの基準をどう折り合わせるかを注目したのだが、ここは中村選手の満面の笑顔に負けて「あっぱれ」を入れたのだった。私はここにハリーの良心を見た。

しかしながら、その後の発言はハリー節が復活して素晴らしかった。

「よくあんな危ないのをやらせるね! 私の娘だったらやらせないよ!」

そうだ。これでこそハリーだ。で、前置きが長くなったが、AbemaTVの解説を時々やっていこう。今回紹介するのは、12日に放送された『みのもんたのよるバズ!』である。最近、安倍政権の影響により、報道に圧力が加えられ、政権寄りの放送しかできない、という説がある。


実際のところはよく分からないのだが、基本的に同番組の「助けて! みのさん」のコーナーは、政権の悪口が毎週続き、リベラル派の皆様方からすれば溜飲が下がる展開となるだろう。これまでに取り上げたテーマは「ブラック企業」「ブラックバイト」「妊婦がマタニティマークをつけるのに躊躇するのはおかしい」「ブラック保育園」などで、登場する専門家もいずれも現状を憂う人ばかりである。

番組MCのみのもんた氏(71)も「(マタニティマークを愚弄する)日本の男は情けない」「(マタニティマークを使いづらい現状は)政治が劣化している現れ」などに加えてベッキー不倫の件については「なんでベッキーがここまで叩かれるの? 叩かれるのは相手の男だろう?」など、ネットだから、土曜の夜だからっておいおい、はっちゃけ過ぎだぞ、オイ! と思うような発言がバシバシ飛び出してくる。

なかなかもってして勇気ある発言が飛び出てくるが、みの氏はまだまだハリーほどの基準は持っていないようにも思える。ハリーの場合は「日本の野球最高・アメリカの野球つまらん」「野球最高・サッカーは興味ない」「危ないスポーツは亡びろ」「王・長嶋・金田正一・ワシは野球界でも最高の人材。他はそれほどでもない」といった基準を元に「喝!」「あっぱれ!」を自己基準で勝手に入れていく。

視聴者はこの前提があるからこそ、「サンデーモーニング」における「張本無双」を楽しめるのである。是非ともみの氏にもこうした「怒る基準」をこれから明確にしていただき、「ここでみのさんは怒るぞ!」といった予想する楽しみを番組に持ち込んでください。


文・中川淳一郎

『みのもんたのよるバズ!』はAbemaTVにて毎週土曜日20:00~21:50にて放送中


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