中国と韓国の驚きの受験事情 中国は「すごい学歴社会」

AbemaTV『AbemaPrime』で6日に放送されたコーナー『隣国ジャーナル』では、中国および韓国の大学受験事情が取り上げられ、若者の口から、厳しい受験戦争と、「大学に行かなければ就職もできない」という激しい学歴社会の実情が語られた。

■中国の大学受験事情

中国では今年、大学の選定方法が変更され、デモが発生する事態に発展したという。中国の大学受験では、地方ごとに合格者の「枠」があるのだが、今回、合格率の高い地域の割合を減らし、かわりに合格率の低い率の割合を増やした。このことが明らかになったのが試験の1か月前と、なんとも急過ぎる発表に受験生を抱える親が激怒。大規模な抗議が起こったのだ。

同番組APの張予思(ちょう よし)さんが解説したところによると、まず中国には大学ごとに試験はなく、年に1回、全員で一緒に試験を受ける。国語と数学、外国語の3科目が必須で、そこから文系と理系で違う科目を選択。その合計得点が唯一、大学入学の判断基準となる。

受験生はこの試験の点数を持って、大学を志望する。例えば北京大学の振り分けた北京の枠が100で、山東省の枠が20として、北京の受験生であれば、持っている点数が、北京の中で上位100番だったら入れる。みんなが安全策をとった場合、上位の大学の合格ラインが低くなったり、またその反対に激戦区となる地方では、高い点数でも落ちることもよくあるという。

言ってみれば日本のセンター試験の足切りのようなものだが、日本では2次試験がある。中国にはそれがなく、一発勝負。

張さんによると、「中国はすごい学歴社会」。女優でも女優を育てる大学に行くといい、「大学を出ていないと企業には絶対入れないという感覚はありますね。もちろん例外はありますが厳しいです」とのこと。


また、予備校はなく、高校の受験勉強自体がすごく厳しいという。朝7時半から夕方17時半、学校によっては20〜21時まで授業や独学の時間が設けられているんだとか。

■韓国の大学受験事情

番組では、韓国からSkype中継で出演したハン・スジョンさんが自国の大学受験事情を紹介。

ハンさんによると、韓国でも、大学受験は一生を決めると考えられていて、びっくりするようなことがたくさんあるという。

例えば試験の当日、ヒアリングテストを行う時間帯には、飛行機が上空を飛ばないように制限。受験生の邪魔にならないように、公務員は出勤時間を遅らせられるなど、受験生に配慮したさまざまな施策がとられている。

また韓国は大きな財閥が国を支えているため、これまでは大学に行って大企業にいくのが「安定コース」とされてきたが、殆どの人が大学に行くようになった現在、卒業しても就職できるわけではなくなっているとのこと。そんな現状を受け、海外の大学にいこうという若者も増えているんだとか。


この日ゲスト出演した中国語塾を主催する陳氷雅(ちん ひょうが)さんは、

「日本は中卒でもフリーターでも、一生懸命働けば月収20万円くらいもらえるが、中国では、例えば飲食のチェーン店でバイトとして働くのと、正規雇用のOLでは10倍以上の格差がある」

と日本と中国の差を指摘した。


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