「正社員」にこだわる若者 非正規との収入差は年間140万円

正規雇用を目指す45歳ぐらいまでの若者を対象とした「わかものハローワーク」をご存知だろうか? 厚生労働省が東京・愛知・大阪の3都府県に設置しており、担当者制の個別支援により、就職プランの作成、職業相談・職業紹介、各種セミナーの実施など、就職の支援を行っている。

ニュース番組AbemaTV『AbemaPrime』では、「わかものハローワーク」を、利用者インタビューとをまじえ、正規雇用を目指す若者の実態を紹介した。


■「正規雇用」と「非正規雇用」年間140万円もの収入格差

「わかものハローワーク」と「わかもの支援窓口」の平成27年度の実績は、求職者数21.8万件に対し、就職件数10.4万件。求職者数に対して、就職者数は約半分にとどまるという厳しい現実がある。

若者がなぜ、正社員を目指すのかというと、そこには“お金の問題”が絡んでいる。正規雇用と非正規雇用の収入格差を平均月給(残業代除く)で比べると以下のようになる。

・正規雇用  32万1100円

・非正規雇用 20万5100円

残業代を除いた月給で≪11万6000円≫の格差があり、これを1年で考えると約140万円の格差。さらに勤務年数も考えると、その格差は本当に大きいのだ。

この事実に、番組コメンテーターの堀潤氏は、「“正社員で標準家庭”という制度設計は、もうやめたほうがいいかなと思いますよね。雇用の流動性があって、もっと自由になってもいい」と指摘した。


■利用者インタビュー

また、番組では中学2年生のリポーターが、わかものハローワーク利用者のインタビューを行った。そこで出会った理系女性は、有名国立大学を卒業し、大学院中退・就職経験なしという経歴の持ち主。「それぞれに理由があって、説明できれば大丈夫だと言ってくれているので頑張るしかない」と前向きなコメントをしていたが、東京わかものハローワーク室長の伊藤朝子さんによると、このように前向きな若者はごく一部。家にいて、1人で悩む若者は多いという。

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