猫ひろし「全然モテない」 五輪代表決定後のカンボジア国民の反応

お笑い芸人・猫ひろしがリオ五輪の男子マラソンカンボジア代表に選出された。猫は2012年のロンドン五輪を前にカンボジア国籍を取得し五輪出場を目指したが、居住歴等も含め参加資格を満たしていないとされ、出場は叶わなかった。あれから4年、38歳となった猫はトレーニングを重ね、カンボジア代表選考レースで優勝し悲願を達成した。

そんな猫が6日、AbemaTVの報道番組『Abema Prime』にカンボジアから中継で出演し、現在の心境を語った。

現在猫は基本は日本で生活しているものの、合宿等で年に4、5ヶ月はカンボジアに住んでいる。また、前回の五輪の際は、「五輪に出たいがためにレベルの低い国へ国籍を移してセコい」「話題作りのためにカンボジアの陸連が猫をカンボジアの優れた選手よりも優遇した」といった種類の批判が日本、そしてカンボジアから多数出たが、今回はそうした批判は猫のもとには届いていないという。

この反応について、番組MCのウーマンラッシュアワー・村本大輔は「(猫の)覚悟を分かって応援したいと思ったのかな」とコメント。猫自身もカンボジアでの苦労について次のように語った。

「選手とコミュニケーションを取ることを心がけました。選手は練習していることを見てくれています。僕が記録を出したら、素直に喜んでくれて、メールとかでおめでとうと言ってくれた。こうした変化が産まれたのは、4年間ちゃんと走ったってことかな」


代表決定後、猫に対してカンボジア国民の反応はどうなのだろうか?

「今までカンボジアで生活をして、顔を指さされたりしたことはなかった。でも、代表になって新聞の1面に載りました。初めてカンボジアでも指をさされてうれしかったです。会見が終わってジムに行った。筋トレをして帰ろうとしたのですね。カンボジア人は1ドルで外国人は2ドル。お金を払おうとしたら、僕の顔を見て2ドルでなくてはダメと言われた。悔しいから、もう少しがんばろうと思った」(猫)

そもそも、猫がカンボジア国籍を取得して五輪を目指そうとしたのは、番組の「猫ひろし再生計画」というものがきっかけだったという。スタッフが「選挙に出る」「東大に入る」「国籍を変えて他の国でマラソンで五輪に出る」と提案。この時はスタッフも冗談半分で言っていたのだが、いつしかカンボジアの大会に出ることに。3位以内に入らなかったらやめようと思い、一所懸命走ったら3位に入った。そこから自分を信じてやろうかなと思い、以後はテレビの企画とは関係なく努力をし続けてきたというのだ。


現在、猫は日本人女性と結婚しているため「国際結婚」状態に。妻と娘は日本に住んでおり、何度かカンボジアにも行っているという。カンボジアでの呼び名についてはカンボジア語で「猫」を表す「チュマー」ではなく「ネコ」と呼ばれているようだ。また、五輪代表選手になったということでモテるかどうかを聞かれたら「さっぱりなんですよね。全然モテないですね」と語った。

さらには、五輪が終わってもカンボジア国籍を維持すること、カンボジアの国民に対しては「国籍も頂きましたし、こうやって選んでもらっています。走ることで、ちょっとでも頑張ってるんだな、とか思ってもらいたい。あとは、力になりたい、といったらおかしいですが、少しでも元気になってもらえれば、と思います」と考えているようだ。

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