リベリー・ベンゼマ不在、マテューらDF陣が大量離脱…それでも自国開催サッカー・フランス代表が優勝候補の理由

6月5日に国際親善試合でスコットランドと対戦するサッカー、フランス代表。『サッカー・EURO 2016TM フランス大会』前の最終調整に入り、この試合を終えると次の試合は大会のオープニングゲームとなるルーマニア戦だ。

開幕数週間を切った時点で、各国リーグを終えた主力選手たちが次々と負傷離脱、大きな不安を抱えながらも、自国開催のユーロで国民の期待を一身に受ける「レ・ブルー」の現時点での戦力を分析してみたいと思う。

大会前は有力な若手タレントの宝庫と賞賛され、ホームアドバンテージも活かし優勝候補の一角と目されていたフランス代表だが、5月末の各国リーグ終了時点で負傷者が続出。ラファエル・ヴェランヌ(レアル・マドリード)、クルト・ズマ(チェルシー)、エメリック・ラポルテ(アスレチック・ビルバオ)、ジェレミー・マテュー(バルセロナ)など海外クラブの有力なDF陣が軒並みチーム離脱を発表。さらにアンカーを務めるMFラッサナ・ディアッラ(マルセイユ)も直前の5月31日負傷し大会に出場出来ないことが分かった。

また、ディディエ・デシャン監督が4月時点で公表した通り、6月1日の代表23人のメンバーに、チームメイトの恐喝事件で無期限謹慎中のストライカー、カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)を選考から外した。自国開催の大会であること、そして長丁場を戦うチーム内の規律や調和を考慮した結果を考えると既定路線といえるが「万能型FW」と言われたベンゼマは代表の得点王だっただけに苦渋の選択といえる。


ここで見るとかなり絶望的な状況のように感じられるが、それでもなお戦力に事欠かないのが現在のフランス代表だ。

前線にはCFを務めるであろうオリビエ・ジルー(アーセナル)、リーガの優勝争いに、チャンピオンリーグと飛躍したアトレチコ・マドリードで、今や頼れるエースとなったレフティのアントワーヌ・グリーズマン、マンチェスター・ユナイテッドでサイドを任されることが増えたアントニー・マルシャルと、ある程度ベンゼマ不在の目処は立っているといえる。

中盤は今大会最も注目されている選手の一人、ポール・ボグバ(ユベントス)とブレーズ・マチュイディ(パリSG)の不動の二人。加えて、フィジカルに秀でたムサ・シソコ(ニューカッスル)、プレミア・リーグ王者「レスター・シティ」の躍進で、飛び込みで代表入りを果たしたエンゴロ・カンテの豊富な運動量は魅力だ。要と言われたディアッラの替わりは後継者のカンテが担うことになるだろう。

前述の通り有力選手が離脱したDFに関してもパトリス・エブラ(ユベントス)、バカリ・サニャ(マンチェスターC)の両サイド、CBはローラン・コシェルニー(アーセナル)、やや不安が残るがアディル・ラミ(セビージャ)がもう一人のCBの起用が濃厚。

SBに関してはリュカ・ディニュ(ローマ)、エリアカン・マンガラ(マンチェスタC)などポテンシャルを秘めた才能がひしめいている。


最終テストとなる今回のスコットランド戦では、早い時点から「ベンゼマ不在」で腹を括っている前線の攻撃陣よりも、離脱者続出の守備面の完成度がやはり気になる所である。サブメンバーを見ても贅沢な悩みに見えるが、ここ数戦の親善試合でも失点が増加傾向にあるだけに、本番に向けて盤石のDF陣を築けるか?がフランス代表の焦点となりそうだ。


写真:アフロ


サッカー・EURO 2016™ フランス大会直前 AbemaTV独占生放送 国際親善試合フランスvsスコットランド

2016年6月5日(日)朝3時45分~朝6時00分(予定)

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