「変な校長先生」が起こす教育革命 府立高校の校長先生に就任した放送作家・わぐりたかし氏

大阪府の公募により、2014年に府立金岡高校の校長に就任したわぐりたかし氏が5月28日に『変な校長~未来を変える勇気の呪文「ゼロ・プラス・ワン」』を発売。
27日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に出演し、学校や子供たちに対する思いを話した。

これまでに「史上最大アメリカ横断ウルトラクイズ」など数々の番組を手掛け、30年の放送作家生活を送り、順風満帆なテレビマンとして人生を歩んできたわぐり氏。そのベテラン放送作家が校長になったキッカケはネット上で見た「校長公募」だという。

応募した結果、3年の任期契約で民間人校長として就任することになった。家族を東京に残して、大阪で一人で校長生活を始めた。1114人の生徒が通う金岡高校で、現在就任3年目を迎える。
「どうして応募しようと思ったのか?」と聞かれたわぐり氏は「そういう時って時々ないですか?呼ばれた、みたいな。やったことがないので、やってみたかったんです。」と答えた。

■わぐり氏は、普段どんな校長先生なのか?

わぐり校長の普段の姿について、学校の生徒や関係者に聞いてみた。

生徒「何かちょっと変です」

料理長「変な校長ですね。一言で言えば」

英語教師「フレンドリーな先生です」

国語教師「初めはヤバイと思いました。生徒たちのことを第一に考えるのは勿論なんですけど、民間校長ということで、今まで我々にはなかった目線で教育に切り込んでいただいている先生です」

生徒たちとかなり打ち解けているようで一見とても順調そうだが、校長になったばかりのころは苦労もあったという。

わぐり氏「就任初日、職員会議があって、気がついたら校長失格、お前なんか社会じゃ通用しない!という感じでした。(先生たちと校長は)基本的にはフラットな関係です。校長というけれど、社長とかというよりは、たまたまいる管理職みたいな感じです。

■著書のサブタイトル「ゼロ・プラス・ワン」への思い

わぐり氏「子どもたちに伝えたい、たったひとつのメッセージ。シンプルに、失敗を恐れずに、勇気をもって前に一歩チャレンジしようと。失敗してもゼロに戻るだけ。また一歩と。自分にプラス・ワン、プラス・ワンしていこうと。
学校とかお役所って、うっかりすると前例踏襲ということがあると思うんですけど、まずゼロベースで自分のあたまで考えて、自分でできること、「プラス・ワン」を加えていこうと。」

『自分自身で限界を作ったらダメ、どんどんチャレンジ』と呼びかけるわぐり氏。自身も失敗を恐れず改革に乗り出している。その一例がこちらの写真だ。

■「ホリエモンの一日校長」

わぐり氏「堀江貴文さん、ホリエモンを一日校長に招きました。刑務所から出てきた直後。大変でしたね。『教育の現場になじまない!』と。でも僕は、彼はそれこそ「ゼロ・プラス・ワン」のゲスト。持ち上げられて持ち上げられて落ちて、現代に生きるお手本のようなものだと思っている。」

他にもわぐり氏ならではの様々な改革がある。
例えば、クロックスタイプの上履き。便所サンダルのようにも見える、40年以上使われてきた上履きを改革した。

(画像右側の靴が40年以上使われてきた上履き。左側の靴がわぐり氏考案の上履き)

わぐり氏「巨大な地震がきたとき、脱げたらアウトでしょ。命を守るのが第一なんで、信じられなくて。オリジナルで作ってもらい、この4月から全校変えました。今、周辺の府立学校、東京、福島の学校など、(問題意識を共有してくれる校長が賛同してくれて)いろんなところがこれを採用しています。5年もしたらだいぶ採用されていると思います。」

今後の展望を聞いてみると、わぐり氏は「まったく考えていない(笑)。今日一日を一生懸命生きていれば、その先に何かあるんじゃないかなって。来年4月1日以降はノープラン。ゼロって気持ちいいですよ!」と笑顔を見せながら語った。


「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中

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