世界的オカリナ奏者がカンボジア支援 矢口真里、その音に「風景が見えた」

26日放送のニュース番組『AbemaPrime』(AbemaTV)で、お笑いコンビ・セクシーチョコレートのREINAが、ちょっと変わった旅をしている人“奇人”を特集する「REINAの知らない 奇人紀行」コーナーにて、世界で活躍するオカリナ奏者・みるとを紹介した。

みるとが思いを寄せるのは、カンボジア。みるとは、2011年、「クメール・オカリナ・プロジェクト」を立ち上げ、カンボジアで音楽、オカリナを通して雇用を作ることを目指している。

――カンボジアを訪れたきっかけは?

みると:平和を意識してやっていこうと思ったのは、テロ事件の頃。少しでも自分にできることはないかと。それで(子供の頃に父にもらい、少し親しんでいた)オカリナ奏者を始めた。平和をテーマにしたコンサートなどを開いていたんですけど、もう少し具体的にできることはないかと。そんななか、コーディネートしてくれた方がたまたまカンボジアに行っていて。「とにかく現地に行ってみてきなさい」という大先輩の方がいて。人の縁ですね。

カンボジア国民の平均年齢は、24.5歳(The World Factbookより)。日本は46.5歳で高齢化社会が叫ばれているが、極端に平均年齢が低い。

その大きな理由は、1980年代のカンボジアで、独裁的な統治を行ったポル・ポト政権。反政府的などの理由で、多くの市民を虐殺した。そのため、カンボジアには大人がとても少ないのだ。


――カンボジアを訪れて現地で感じたことを教えていただけますか。

みると:10代半ばくらいの子供で、兄弟が10人くらいいて、何人かポル・ポトの影響で殺されている。日本のNGOに助けられて今がある、と。もともと音楽活動をしていて、本人が辛い経験をしていても、平和には絶対に音楽が必要だと。NGOから支援をうけて、ためた資金でストリートチルドレンを支援する活動をしていくと。いつも笑顔で、思いやりが深い人たちばかり。でもその先に、悲しい過去があるというのを目の当たりにしました。

■「クメール・オカリナ・プロジェクト」について

「クメール・オカリナ・プロジェクト」の目的は、大きくわけて2つ。

みると:現地のインフラを使って、カンボジア産のオカリナを作るスキルを伝えていくというのが一つ。もう一つは、学校は(資金援助などで)だいぶ揃ってきたが、指導者がまだまだ足りない。音楽の教育がストップしていて、後回しになっているんです。なので音楽教育ですね。


――音楽教育にオカリナが適している点は?

みると:リコーダーでもいい。笛は、音を出すまでが手軽。穴を塞げば音が変わり、他の楽器に比べてとっつきやすいんです。またオカリナは全部陶器、土でできているんです。だからカンボジアでも作れる。カンボジアにも陶器を作る技術はあるので、現地の土で形をオカリナにすることを目指しています。


――内戦の痕跡も残るカンボジアでは地雷被害にあい、障害を持つ人もいます。そういう人のために片手で演奏できるオカリナも開発されたんですよね?

みると:はい。オカリナは自由度が高く、どんな形でもいい。片手で演奏できるオカリナもあります。

スタジオでは、カンボジアで大人気だという「アラピヤ」という曲をアレンジした楽曲を生演奏。切なく、柔らかい音色にMCの矢口真里が「風景が見えた」と感動するほか、コメント欄にも

「素晴らしい、ブラボー!!!」

「すばらしい~~~」

と絶賛の声が相次いだ。

なお、みるとによると、事業仕分けなどで、助成金が打ち切られ、自費でなんとかしているがそれも厳しくなり、コンサートなどで資金作りをするようになったという。厳しい懐事情だが、今年もカンボジアに行く計画をすでにたてているとのこと。学校をまわってコンサートやワークショップをおこなう構想を明かした。


「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中

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