「マッドマックス」の次は「デッドプール」! ジャンキーXLが語るデップー・サウンド誕生秘話

今年のカンヌ国際映画祭で審査委員長をつとめたジョージ・ミラー監督『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、全世界を熱狂の渦に包み込んだ。

昨年6月に公開された日本では、現在も一部の劇場で公開が続き、まさに異例の大ヒットを続けている。『マッドマックス』の音楽を担当したのは、“ジャンキーXL”こと、トム・ホーケンバーグ。1993年に母国オランダでバンドデビュー後、97年からソロ・プロジェクト“ジャンキーXL”を始動。そして2002年、E.プレスリーの「ア・リトル・レス・カンバセーション」リミックス版が24カ国でNo.1ヒット、一躍その名を世界に知らしめた。キーボード、ギター、ドラム、バイオリン、ベースを演奏するマルチ奏者であり、作曲家、音楽プロデューサーとしても活躍するマルチな音楽クリエイターだ。

最近は映画音楽に集中、『マッドマックス』に続き、ジョニー・デップ主演のノワール『ブラック・スキャンダル』、DCコミックの大作『バットマン vs スーパーマン』では、ワンダーウーマンの登場テーマを担当するなど、エッジの効いた話題作には欠かせない存在となっている。

その活躍に注目したのが、『デッドプール』の主演&製作をつとめたライアン・レイノルズと監督のティム・ミラー。2人はトムに音楽を直談判。申し出を快諾した彼は、わずか8週間で『デッドプール』のアクション&シンフォニック×エレクトリックなど、バリエーションに富んだ音楽を完成させたのだ。


ジャンキーXLの公式サイトでは、『デッドプール』の音楽制作について、トム・ホーケンバーグ自身が解説する動画が公開されている。早速紹介しよう。

「音楽スタート」とデッドプールのキューでスタートする動画は、エレクトリック&ドラムが強烈なアクションシーンからスタート。レトロな70年代のシンセサイザーを前に、全編を貫くデッドプールを感じさせるリフ決めるのにこれを最初に使った、とトムは微笑む。

「最もエモーショナルなパートに使った」のは、1989年台に作られたキーボード・タイプのシンセサイザー。「デッドプールはとてもユニーク、80年代のリバイバル感があり、エレクトリックサウンドが似合うキャラクターだ」と、ヴァン・ヘイレンの大ヒットナンバー「ジャンプ」でも使われたサウンドでデッドプールのリフ(バリエーション)を披露している。

「コロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド、2人のX-MENキャラクターには最大の敬意を払い、オーケストラによるあたたかく上品な音楽」をレコーディングしたという。

コンピュータのキーボードをたたきながら、「実はこのコンピュータには70~80年代のビンテージな楽器シンクラヴィアの音が取り込んである。きっとマイケル・ジャクソンやクインシー・ジョーンズも使っていた音だと気づいてもらえるはずだ」と語る。デッドプールのリフがマイケルの「スリラー」テイストで演奏されるから、必見だ。

ラストに紹介されるのは、1983年に大流行したヤン・ハマーの「マイアミ・バイス」感覚だ。「2016年の映画音楽にある1983年。現代の映画音楽と現代の電子機器、そしてオーケストラのコンビネーション。それこそが、デッドプールのファンキーでエレガントで陽気、そして暴力的な音楽の原点なのだ」と結んでいる。

トム・ホーケンバーグ aka ジャンキーXLのゴキゲンな音楽でグルーヴしに映画館に足を運べ!


映画『デッドプール』は、6月1日(水)、全国ロードショー

Deadpool(Original Motion Picture Soundtrack) / デッドプール』は5月25日発売

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