企業が就職内定を出した学生の親に接触する行為「オヤカク」とは?

最近の大学生による就職活動では「オヤカク」という言葉があることが、AbemaTVの報道番組『みのもんたのよるバズ!』(5月21日)で紹介された。「オヤカク」とは、内定を取ったものの、親の反対で内定を辞退する割合が20.8%(マイナビ調査・2014年8月)もあることなどから、「内定者の親に子どもの入社を承諾しているか確認すること」を意味する言葉だそうだ。HR総研(Pro Future)調べによると、9%の企業が実施しているという。

街の声を聞くと「ブラック企業でないかを見たい」(40代女性)という肯定的な意見と「自分の人生は自分という原則を奪ってるよね」(60代女性)という否定的な意見が出た。

番組MC・みのもんた(71)は、「そういう会社が1割近くある。気持ち悪い。『おめでとう』は分かる。でも、『お父さんお母さん、賛成してもらえますか?』って聞くの?」と賛同しない立場をとった。具体的に行う「オヤカク」の中身は、「親を呼んで三者面談」「家庭訪問や親を食事会に招待」「親に向けた企業説明会や職場案内」「内定式や入社式に保護者席を設け招待」などがあるという。

そこで、オヤカクの実態を説明すべく、就活の予備校ともいえる「内定塾」の塾長・池田陽介氏がスタジオに登場。

池田氏によると、内定は出たものの、親が賛成してくれていないということで悩んでいる学生がいるのだという。「親御さんから賛同が得られないので、学生が断るんです。会社としても長く働いてほしいので、親にも仕事を理解してもらいたいという事情があります。親離れ子離れができていないんです」(池田氏)

これに対し、みの氏は「気持ち悪い」と突き放した感想を述べ、こうした心理になる状況について、番組コメンテーターで心理カウンセラーの塚越友子氏に意見を聞いた。

「(昨今の家庭は)少ない子供で良い教育戦略を取るようになり、親はできるだけのことをしてあげたいってことになっています。これが子供の自立を奪っている結果にもなっています」


また、池田氏によると内定を辞退している学生が増えているので、辞退をさせないためという企業側の事情もあると説明。また、バブル期とも異なりネットの発達で企業情報がより簡単に入手できるようになっていることも理由だ。過度な悪評が立っていたりすることもある。さらに、女性の社会進出でその後の「出産」などもあるため、娘の将来を心配する母親も介入するようになっているそうだ。

さらに池田氏は「度が過ぎたのはよくないが、親に相談するのは悪くはない」と、オヤカクには理解を示した。

また、同番組に出演している「Abemaキャスター」と呼ばれる女子大生キャスターたちは、

「相談するのはいいけど、最終的に自分のことは…」(堀さん・東大)

「何としてもその会社に入ります。入りたいのであれば」(高橋さん・白百合女子大)

「ありかなと思った」(矢端さん・立教大)

と、同世代の視点からの感想を述べた。


『みのもんたのよるバズ!』はAbemaTVにて毎週土曜日20:00~21:50にて放送中

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