押井守監督が涙? 『ガルム・ウォーズ』初日舞台挨拶

5月20日(金)に公開された押井守監督最新作『ガルム・ウォーズ』。公開初日舞台挨拶が六本木にて行われ、押井守監督、主人公・カラを演じた朴璐美、宣伝コピーを担当した虚淵玄が登壇した。

本作はカナダにて製作された英語版がすでにあり、その日本語版プロデューサーとしてスタジオジブリの鈴木敏夫が参加していることも話題になっている。日本語吹き替え版で主演のカラの吹き替えを担当した朴とこの日初対面したという押井は、日本語版の制作は鈴木にまかせ、ほぼ関わっていないと話した。さらに吹き替え版の印象を聞かれた押井は、全体的に情緒が全面に出ていて、初見で見るにはこちらのほうがいいのではと答えていた。


押井監督作品には初参加となる朴は、どのようにカラを演じたかという質問に対し、世界観は映像で表現されているので、考えるよりも感じるようにしたと話した。押井と一緒に吹き替え版を観たという虚淵は、英語版が気に入っていたため最初は不安があったが、印象が違い別の解釈ができるようになっていてよかったと語っていた。

カラを演じたメラニー・サンピエールからのメッセージが朴によって読み上げられ、本作の出演が人生のハイライトとなったことや感謝の気持ちが押井に伝えられた。それを聞いた押井の目は涙ぐんでいるように見え、登壇者に泣いているのではと聞かれると、照明がまぶしくてとごまかすように返していた。


その後押井は、もともと主演女優の候補の中で上位にいたわけではなかったメラニーを起用した要因について、髪型を黒髪のおかっぱにして『攻殻機動隊』の草薙素子のイメージでオーディションに参加してきたこと、骨格が気に入ったことなどをあげ、あらためて賛辞をおくった。

15年におよぶ構想の末、完成に至った本作。かつて進めていた企画が凍結されたあとも断念することなく制作する機会をうかがっていたという押井は、自身のフィルモグラフィーの中でもこれだけ大上段に振りかぶり振り下ろした作品は珍しいと語る。「自分たちはどこから来てどこへ行くのか」それに応えるためにファンタジーとして物語を真っ向から描いたと観客へ伝えていた。

『ガルム・ウォーズ』

2016年5月20日(金)全国ロードショー

◆出演/声の出演

ランス・ヘンリクセン/壤 晴彦

ケヴィン・デュランド/星野貴紀

メラニー・サンピエール/朴璐美

◆メインスタッフ

原作・脚本・監督:押井 守

日本語版プロデューサー:鈴木敏夫

宣伝コピー:虚淵 玄(ニトロプラス)

音楽:川井憲次

協力:スタジオジブリ

制作:Production I.G

製作:バンダイナムコエンターテインメント Production I.G

配給:東宝映像事業部

2016/日本・カナダ合作/シネマスコープ/ドルビー・デジタル・サラウンド 

上映時間93分

(c)I.G Films

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