イタリア人は年間有休30日、結婚休暇15日…「昔は3ケ月休む人もいた」

5月27日(金)から、映画「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ 」が公開される。さまざまなドキュメンタリー映画で体制や権力を批判し、社会問題を斬ってきたマイケル・ムーアの最新作だ。

数々の侵略戦争をしてきたものの、一向によくならないことに悩んだアメリカ国防総省の幹部は、天敵ともいえるムーアに相談。ムーアに課せられたミッションは、“侵略者”となり、世界の「ジョーシキ」を盗むこと。訪れた国で、数々のアメリカにはない「ジョーシキ」にムーアがぶち当たる……。

18日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、アメリカ人タレント、デーブ・スペクター氏とイタリア人料理研究家、ベリッシモ・フランチェスコ氏がゲスト出演。映画をもとに、世界の常識についてトークを繰り広げた。


■イタリアでは年間30日有休がある!? 料理研究家・ベリッシモ「少ないよ!」

マイケル・ムーア監督が訪れたのは、ヨーロッパを中心に9か国。イタリアでは、その有給休暇の多さにびっくり。

ムーア監督が会ったのは、ジョニーとクリスティーナ労働者階級の夫婦。ジョニーは警官、クリスティーナは服のバイヤーだ。

クリス「たいてい冬の間に1週間と、6月に1週間。結婚記念日だから。8月には3週間。結婚すると、さらに15日間もらえる」

このイタリア人夫婦は年間に30~35日の有給休暇をとっているというのだ。これ、イタリアでは「常識」なのか? ベリッシモ・フランチェスコ氏は、

「休みは少ないよ! 日本に比べると多いと思うけれど、もうちょっとあってもいい。(これでも)昔より少なくなった。昔は3ケ月休む人もいた」

と、「多い」と言われることに不思議顔。そして、「休みの間=遊び呆けている」というイメージが強いことにも異を唱える。

「映画は、アメリカ人の目線でつくられていますよね。イタリア人休み過ぎ! みたいなイメージとして撮られているけど、休みの間はボランテイア活動をしたり、勉強をしたり、家族と交流するとか、素晴らしいこともたくさんある。休みの間に海外旅行ばっかり遊び呆けているというわけではないです。

結婚休暇? キリスト教の影響がつよいので、結婚するまでは何もしてはいけない。でもしたらパッとね! だって時間が必要でしょ?(笑)」

■イタリアは休みが多くても、GDPは日本と変わらない!

先進国34か国で構成されるOECD世界協力開発機構が発表した、国民1人当たりのGDP (2014年)によると、1位 ルクセンブルク(1035万円)で、4位のアメリカ(572万円)、日本は18位(384万円)、イタリアは20位だ(369万円)。イタリアは休みが多くても、一人あたりのGDPは日本と変わらない。

ベリッシモ・フランチェスコ氏は、

「僕は、GDPというデータをそこまで信用していない。日常生活をなんにも表していない。ただのお金の情報。日本とイタリアはいい方だと思うんですよね。休みがあって、料理が美味しくて。でも、日本人はもっと休んでもいいと思う。いつも(女の子を)誘っているんだけど、休みとれないとか、上司が許してくれないとか…。」

と、仕事ばかりの生活ではなく、日常生活の充実度が重要という価値観を垣間見せるが、デーブ・スペクター氏は

「確かに、生活において国によって満足するアイテムは違う。アメリカは今、割と簡単にリストラなどをするので(休みをもらっても)落ち着かないですよ」

とコメント。単純に休暇の数を比較してもあまり意味はないということ。働くスタイルも、国それぞれの常識があることがわかる。


「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中

■公開情報

『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』 5月27日(金)全国ロードショー

配給:KADOKAWA

(c)2015, NORTH END PRODUCTIONS

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