天才歌姫、デミ・ロヴァートの実力とは 現役ポップシンガー最強の声も

アメリカのカントリー・ミュージックのスター、ブラッド・ペイズリーが新曲「Without a Fight」をリリースした。共演者はあのデミ・ロヴァート、南部の泥臭い空気感を詰め込んだカントリー・ロックが売りのブラッドとデミの共演は、これまで接点の無かったお互いのファンを驚かせた訳だが、改めて「なんでも歌えるデミ・ロヴァート」とディズニー子役から、紆余曲折をへて実力派シンガーとなった彼女にスポットライトが当たっている。

日本では「グレイズ・アナトミー」や「Glee」出演した役者やディズニー子役のアイドルシンガーというイメージが強いかもしれないが、このデミ・ロヴァートとんでもない実力者なのだ。


10代から子役として活躍、ディズニー・チャンネルのテレビ映画『キャプテン・ロック』のヒロインからソロ・アーティストと、ここ10数年のアメリカン・アイドルの規程路線を歩んで来た彼女だが、人気絶頂期に学校でのいじめを苦に摂食障害、自傷行為でリハビリ施設送り、その後ドラックやアルコールの問題なども明るみにでるなど10代後半で大きな挫折を経験している。

2010年の芸能活動を一旦休止し全てを克服。戻って来た彼女は、強いメンタリティーを持つアイドルとして、いじめ撲滅を訴える活動や数多くのチャリティーに積極的に参加しはじめる。ティーンに人気の雑誌「US Seventeen Magazine」の寄稿編集者や、2013年には「STAYING STRONG」という自身の経験も踏まえた上でポジティブな言葉を集めた自己啓発本など、強い自信家というイメージもさることながら、その裏付けとなる、どん底からの復活経験は、悩み多い同世代から強い支持を得ている。


そんなデミ・ロヴァートだが、パフォーマーとしての実力特に歌唱力の凄さが同年代のポップスターの中でも際立っている。前述の「Without Fight」以外にも、フォール・アウト・ボーイの最新作にゲスト参加した「Irresistible」でのポップ・ロック分野での力強いロックヴォーカリストとしての才覚。リリースされたばかりの映画「ジ・アングリー・バーズ・ムービー」のサウンドトラックでは、グロリア・ゲイナーのディスコ・クラシック「恋のサバイバル」の堂々たるカヴァー、自身のアルバムではダンス、ヒップホップ、ゴスペルと全く違うビート、ジャンルを歌いこなしており、もはや器用という表現では収まらない万能ぶり。

近年、強力な制作チームと共に完成された作品、ステージの追求と、エンターテイナー/パフォーマーとして究極を常に求められる、アメリカンのアイドルシーンにあって、ことシンガーとしてもデミ・ロヴァートがひとつ頭が抜けている印象だ。

デミ・ロヴァート、欧米では「レット・イット・ゴー」を歌ったシンガーとしても有名。日本では英語版のイディナ・メンデルと、国内向けに日本語版を歌った松たか子と神田沙也加のヴァージョンがプロモーションの前面に出たため余り話題にはならなかったが、欧米のエンドロールは彼女の歌唱でヒットしYouTubeも実に4億7000万再生と驚異的な再生数を記録した。


そんなデミ・ロヴァートだが、10代から仕事をして来た盟友の一人、ニック・ジョナスと6月からコラボレーションツアーという今までにない形態でライヴを行ない注目度も高い。日本人にとっては、未だ来日していない大物の一人、是非日本でもステージも期待したいところである。

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