髭男爵、70代男性から耳元で囁かれる「ラジオいつも聴いています」

お笑いコンビ・髭男爵の山田ルイ53世(以下「男爵」)がパーソナリティを務めるラジオ番組『髭男爵 ルネッサンスラジオ』(以下、ルネラジ)が今年6月にレギュラー放送400回を迎える。同番組は現在、文化放送制作のポッドキャストによる配信と地上波では山梨放送でのみ聴くことが可能。


放送開始の2008年から、地上波放送がある時期とポッドキャスト配信のみの時期を繰り返すという紆余曲折がありながらも、リスナー層は10代女性から70代男性までと幅広く、「檀家」と名乗るリスナーがいるなど、ファンから圧倒的な支持を受けている。ラジオ番組を盛り上げるために欠かせない「コーナーづくり」について放送作家の宇野智史さんに聞いた。

——新しいコーナーを思いつくときのタイミングを教えてください。


宇野:例えば、現在放送中の「ラストメッセージ」というコーナーは男爵がレギュラーを務めているラジオ番組『土曜の午後は♪ヒゲとノブコのWEEKEND JUKEBOX』の「ラストメッセージ」のパロディーです。ヒゲとノブコでは、受験を頑張る息子とか、結婚何年目を迎えた旦那さんとか、頑張るあの人へ送る応援メッセージを募集し放送しています。

ルネラジのラストメッセージは同じコーナー名ですが、本家の裏をいくような面白い企画になるんじゃないかという狙いでスタートしました。すると、1回目の募集をしたときから、いじめられていた過去の告白や、ストーカーをしてきた相手に対するメッセージ、泥沼恋愛の体験など、狙い以上のハードなメッセージが届きました。ときどき放送するつもりのコーナーでしたが、リスナーからの大きな反響で毎週放送する人気コーナーになりました。


——リスナーからの声を参考にコーナーができることはありますか?


宇野:男爵が、地方局で出会ったアナウンサーのことを「可愛かったわ〜」「あの子は売れるで〜」と絶賛した回があったんですよ。山口放送の徳田琴美アナという人なんですが、放送直後、募集してもいないのにリスナーから「ことみちゃんのコーナー」というメッセージが勝手に届きました。面白そうなので、レギュラー化しようと考えています。


——最近できたコーナーで反響があったものは?


宇野:反響というか、こちらサイドの新しい発見といいますか。どんなリスナーが存在しているのかを調査するために、「ルネラジレーティング調査!!」というリスナー自ら自己紹介をしてもらうコーナーを作りました。すると「国家公務員です」とか「海外で働いています」とか、想像していなかったような層のリスナーがいることがわかり、改めてたくさんの人たちに支えられているなあという実感を得ることができました。ちなみに、男爵が企業パーティーの営業に行った際は、70代くらいの男性から耳元で「いつも聞いています」とささやかれて、ぞわっとしたと言っていました。本当にいろんな人がいろんなことろで聴いてくれています。



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