オウム真理教の元信者に話を聞いた 今だから言える真実

『AbemaPrime』(AbemaTV)12日放送の月イチ企画・「現場取材5000件!所太郎の今だから言える“真実”」で、今から21年前、「地下鉄サリン」事件を起こしたオウム真理教がとりあげられた。

1995年5月16日は「麻原彰晃」こと本名、松本智津夫死刑因が逮捕された日。地下鉄サリン事件およびオウム真理教の存在は社会に激震を走らせ、この事件からよく使われるようになり、一般化した「言葉」も多い。例えば「サリン」「防護服」「公安」「カルト」「マインドコントロール(洗脳)」「信者」などなどだ。

オウム真理教は、高学歴の人たちをスカウトし、そして、マインドコントロールで洗脳。 当時の信者の数は、1万2000人いるともいわれていた。出家となると全財産をお布施する。信者たちは麻原の金儲けの道具だったのだ。

オウム真理教は私たちの想像をはるかに越えた「カルト集団」で、番組では信者たちがつけられた「ヘッドギア」が登場。麻原と同じ脳波の電流が流れ、頭を刺激しすることで24時間修行ができるとされたが、真偽は不明だ。

■元信者で、今は脱会した「Aさん」の吐露

Q:当時、なぜ入信したのか?今は何をしているのか

悩みがありまして、その場で解決する答えを出してくれるということで入信しました。信者だった期間は2年3ケ月くらいですね。やめるきっかけは、(1990年の)衆議院議員選挙に松本智津夫が出馬したときに過酷な状態だったので、ついていけなくなり、一度外に出まして。そこで自分自身で調べて、言っていることとやっていることが違うことがわかり、このままでは修行できない、と。

今は、チベット仏教の修行をしています。普段は仕事をしています。


Q:どのようして脱会したのか?困難だったのでは?

脱会はかなり大変でした。教義を調べるにあたり、誰かが書いているものを鵜呑みにしているのではオウムのやっていることと同じなので、原典であるサンスクリット語で書かれているものを参照するのが大変でした。


Q:サリン事件が起きたとき、率直にどう思いましたか。

正直いって、やったか、やっぱりかと思いましたね。こういうふうになるだろうなという予測はありました。


Q:現代の若者たちに言いたいことはありますか?

自分の頭で考えてください。自分の目でみて、耳できいて、足を運んで、その経験をもとにしてほしい。えらい人、すごい人が言ったからということは本当に真実なのか。それを自分自身で納得いくように調べてほしい。

「心に漠たる不安があるときに、すっともっていく(のが宗教)。居心地がいい。考えることをやめるとすごく楽になる。Aさんの場合、(考えをやめてしまっていたことに)気がついたからやめた」(所氏)


■オウム真理教の本拠地、山梨のサティアンの「今」

サティアンがあった上九一色村。逮捕になったときは報道陣が固まっていたが、現在は更地になっている。だが、所氏は、いまだに地下鉄の階段をおりられない、サイレンをきいただけで震える人もいることを指摘する。さらに、当時サティアン内から救出された100名以上の子供たちについても言及。

「この時、10歳の子どもたちは、義務教育も受けてはいないので、社会生活が送れない人もいる。しかも、誰からもケアされていない。まだ、オウム真理教は終わってはいない。終わりにしてはいけない。これが、私が今だから言える真実です」(所氏)


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