レズビアンカップルの「妊活」 日本は厳しい法の壁

5月7日~8日、東京・代々木公園にて「東京レインボープライド 」(通称LGBTパレード)が開催される。これはセクシュアル・マイノリティ、いわゆるLGBTが前向きに生き、周囲からの理解を深めるためのイベントで、2012年の最初のパレードには4500人の参加者だったが去年は5万5000人が来場。年々大々的なイベントになっている。

同イベントにも参加するという「渋谷区同性パートナーシップ条例」認定第1号のカップルである増原裕子さん、東小雪さんが、5日放送のニュース番組『AbemaPrime』(AbemaTV)に出演。現在抱えている悩みを赤裸々に告白した。

条例が制定された区があるとはいえ、法律的には認められていない日本の同性カップルにはまだまだ厳しい現実がある。中でも、越えがたい壁は「子供を産むこと」。

公的な精子バンクはない日本。増原さんは、「友人から精子を提供してもらって私が産むということにトライしているところ」だと言う。2人はこれまで、2組のゲイカップルの友達に精子提供を依頼し、いずれも断られたが、ようやく精子提供のオファーを承諾してくれる友人に出会ったとのことで、妊娠方法は、

「友達に精子を出してもらって、シリンジ(注射器)で吸って、自分で入れる(受精)」

というもの。


受精方法として、病院では人工授精と体外受精と2通りあり、レズビアンカップルは医療機関で生殖補助医療を利用することができないため、病院では体外受精はできない。ただ、自宅でシリンジ(注射器)により受精するアナログな方法はできるので、妊娠してしまえば、どこの病院も診てくれるのだという。

しかし、もし仮に子供を授かったとしても結婚できない2人の場合、出産しても未婚の母となる。養子や里子も、今の日本の法律ではできない。

東さんによると、前述の方法で赤ちゃんが生まれてきている事例はある。増原さんは、

「精子を提供してくれる友人が決まるまでが時間がかかり、今回も4人くらいの人に話して、これまでに2年くらいかかりました」

と明かす。なお2人はその道のりを『女どうしで子どもを産むことにしました 』(メディアファクトリー)にまとめ、4月21日に発売している。


今後について、増原さんは、「LGBTの人が当たり前のようにいるんだけど、なかなか見えづらい社会なので、そういう人が隣にいるんだよということがみえたら」とコメント。東さんも「日本でも同性婚を認められることを願っています」との望みを口にした。


「AbemaPrime」は毎週月~金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中

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