寺ガール、寺社フェスまで… 「仏教ブーム」について現役僧侶に話を聞いた

※動画テロップは仏教イベントとなっていますが実際には仏教と神道のイベント「寺社フェス」です。

宗派や宗教を超えて、さまざまな日本の伝統文化を体験できる世界最大級の寺社フェス 「向源 (こうげん)2016」が、4月29日~5月5日までの7日間にわたり、開催されている。6回目となる今年は、「ニッポンを遊べ。」をテーマに、日本橋を中心に100コマ以上の体験型ワークショップや公演などを実施。

そこでは、「お寺ボードゲーム」として自ら住職となり、「サイコロ」を交代で振り、「修行」や「催し」といった出目によって得られる檀家の数を競うゲームや、数百年前のお坊さんが作ったとされる双六あそび、またミニ枯山水づくりなどもあり、楽しく伝統文化に触れられるほか、曹洞宗など禅宗の本格的な座禅修行の体験もおこなわれている。

イベントの開催目的について、『AbemaPrime』(AbemaTV)の取材に対し、主催者側は、「もともと日本では、宗派なんてありませんでした。その源に向かい、自然の流れを感じてみてはということで」と説明。2011年に始まった当初はわずかだった参加者も、昨年は6000人を超えるなど、年々人気は高まっている。


■「お坊さんはみんな坊主」は間違い!? 恋愛はNG!?

仏教といっても、日本だけで40以上もの「宗派」がある。そして、宗派ごとにさまざまな違いがある。

まずは『髪の毛』。お坊さんといえば、坊主頭のイメージだ。「余計なこだわりを持たない」という意味も含んだ伝統だが、「日蓮宗」など頭を剃らなくてもオッケーの宗派も! 髪型が自由なお坊さんもいる。

2つ目が『合掌』。お坊さん同士の挨拶は合掌が礼儀! しかし「浄土真宗」はその習慣がない。

3つ目は『禁欲』。お坊さんが結婚できないのは昔の話。現在では、一部の宗派以外は恋愛OK。


■現役僧侶にあれこれ聞いてみた

番組では生中継にて、イケキャス.の高多良弥(たかた・よしや)が、垣根を超えてさまざまな活動をしている曹洞宗 普門寺の吉村昇洋(しょうよう) 副住職にあれこれ質問をぶつけた。


――吉村さんは、寺社フェス「向源」への参加は3回め。きっかけは?

いろんな宗派のお坊さんと出会えるというのと、神社や日本文化の伝統を守っている方とつながることができるのは非常に面白いなと思って参加しています。

――僧侶を目指した理由は?

「仏教というのはすごくおもしろいんです。学べば学ぶほどおもしろいから、これを共有したいと思いまして。それには自分が語って理解していただくのがいちばん」

――仏教をひろめるためにどのような活動を?

「『向源』で座禅をお伝えするのと、自分の寺では精進料理教室を開いたり、全国各地で講演をしたりしています」

――最近の仏教ブームについてどう思う?

「仏教に関心が向いているというのは、あると思います。寺ガールや仏像ガールなど。でも最近は、若いお坊さんとコミュニケーションをとる形のものが増えてきました」

――宗派の垣根を超えることについて

「難しいとは感じていない。いろんな宗派のお坊さんと会う機会が、(単純に)いままでなかったのが現状。いろんな宗派のお坊さんとコミュニケーションをとるなかで、宗派や文化のちがいに日々驚かされ、非常に楽しい」

――寺社フェスに来た人の反応は?

「仏教の教えやそこからの見地があたらしいものだと感じておられて、楽しい、救われた、などいろんなコメントを残してくださいます」

――若い世代と上の世代とで、僧侶のなかでも感覚の違いはある?

「私自身はあまり感じていません。老僧からも、『新しいことをやっているんだから頑張れ、

俺たちも若いときにはやっていた』と言われており、非常に励みになっています」

――檀家のゲームがケシカランといったような反応は?

「あれを楽しめるくらいの心の余裕が必要ですよね、僧侶なら!」


実際に「向源」に足を運んだ番組アシスタントの池田光咲は、

「お坊さんと直接お話をすることとか、ボードゲームでは実際に説明もしてくださるので、わかりやすくて、やっていると楽しくなってきて。“リアル”な感じがして、行ってみてよかった」

と感想をコメント。なかなか触れる機会がない仏教を身近に感じ、得るものがあった様子。吉村さんのいうように、お寺や仏像といった“対象”に興味を抱くのではなく、“仏教を通してコミュニケーションをする”というのが最近トレンドとなっている理由のようだ。


「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中


※動画テロップは仏教イベントとなっていますが実際には仏教と神道のイベント「寺社フェス」です。



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