熊本地震の「不謹慎狩り」 芸能人・一般人が取るべき理想の対応とは

熊本地震を受け、芸能人が様々な支援活動を行っているが、これに対して「不謹慎だ!」といった声があがっている。こうした流れについては「不謹慎狩り」という言葉まで生まれるほどだが、こうした「支援」と「不謹慎」のバランスについてはどのように考えればいいのか。2日にAbemaTVでオンエアされたニュース番組『AbemaPrime』ではこのことについて議論がされた。


熊本の取材を続けてきたこの日のコメンテーターでフリーアナウンサーの堀潤氏(38)は「現地では物資まで届けてくれてありがとうございます。と言われました。どういう形であり、『あの人がきてくれたんだ』となっていたと思います」と語った。

つまり、不謹慎だという意見がある一方、被災者は叩いている余裕はなく、被災地とは関係のない外部の人が叩いているという側面もあるというのだ。

こうした状況を受け、この日のMCであるお笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔(40)は「そろそろ決めません? 芸能人はこうやる。企業はこうやる、とか。災害の時に、こんなことをウチの会社はやります、とか。震災で、被災地と国と被災地、企業・芸能人がWin-Winになるようにはできないのでしょうか? 不謹慎だと思う人はいるかもしれない。でも、有難迷惑をしておけばいいと思う。そうすれば選べるんですよ! 選択肢をたくさん用意しておく」と語った。


また、村本は、とある芸能人がブログに食べ物の写真を載せたら「不謹慎だ」と言われたエピソードを紹介。しかし、そうした指摘をした人は熊本以外の人だった。これを受け、村本は専門家として登場した国際大学の山口真一助教に「代弁者になったつもりで、正義のつもりでいる。ね、先生?」と聞いた。

これに対し、山口氏は「『不謹慎狩り』という現象が起きていると思います」と述べ、番組キャスターのテレビ朝日・小松靖アナから「当事者が言うのであれば…(理解できますが)。外野が、直接的な関係がない人が言うのはどういう心理でしょうか?」と聞かれ、こう回答。

「こういう緊急事態で、被災者に共感している人が多い。自分が役に立たないという無念さを解消するために著名人を叩いているのではないでしょうか」


さらに、小松アナは長澤まさみがインスタグラムに笑顔の写真を公開すると不謹慎だという反応がされたほか、矢口真里が募金を呼びかけたら、炎上。称賛されること、批判されることは「誰が言った? やった?」によるものかを質問した。これに対し、山口氏はこう回答。

「現地にいる人、たとえば(熊本出身の)高良健吾さんは称賛された。日本人は対外的に発信しないと称賛される傾向がある。発信して売名行為であろうがなかろうが、追随する人が出ることはいいこと」

このように「偽善」と言われようとも、何かのアクションを取ることは重要だと結論づけられた。


これを受け、コメンテーターの株式会社プロモジャパンドット代表取締役社長・川原あやか氏は「地元の人は、芸能人が来たら、ツイッター、LINEで嬉しかったと送ってきてくれる。幸せを感じれらる子がいるってのはすごいことだと思っています。こういった支援はいいことだと思っています」と感想を述べた。

また、現地を訪れ、被災者の生の声を聞いている堀氏は「フェーズ(段階)が変わっていく中、(支援者が)地元との軋轢を産んだりもしている。『感動ポルノ』とかいった言われ方をしている。被災地に行ってるオレすごいとか。SNSの一つの種にするとか。地元でどういう役に立っている? といったら、被災地の負担になっている。そこをメディア側は伝えなくてはいけない」と、様々な支援が自己中心的になるのではなく、真の意味で被災者のためになるべきだと述べた。


そして、村本は熊本の人からは「普通の暮らしをしてください。僕たちは普通の暮らしをします。追いつきますんで。不謹慎狩りはどうでもいい」と言われたことを明かし、堀氏は、「お金はあればあるほどいいので、義援金は出した方がいい」と被災地以外の人がやるべきことを提案した。


「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中

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