29日放送の『AbemaPrime』(AbemaTV)の、高学歴芸人・石井てる美がナビゲーターを務める「てる美に Tell me!」コーナーで、“おっさんレンタル”が取り上げられた。“おっさんレンタル”では、1時間1000円で、「おっさん」があらゆるニーズに応えてくれる。現在男女、世代を問わず人気があるという。
レンタル方法は、ネットショッピングと同じ感覚。サイトにアクセスし、プロフィールを見て、借りたい「おっさん」を決めたら、カートに入れ、購入。すると「おっさん」からメールが届き、待ち合わせをしてレンタルがスタートする。
この“おっさんレンタル”を、実際に石井が体験取材。趣味や紹介文などから相性を見極め、「りょう」さんを1時間“お買い上げ”。六本木の駅前で待ち合わせることに。
りょうさんによると、要望で多いのは、カラオケの同伴ということで、とりあえずカラオケに移動。石井が歌うと合いの手を入れてくれるなど、“カラオケに行きたい!でも、ひとりじゃ入りにくい!”なんて時にピッタリ。
レンタルする人によって依頼内容は様々で、例えば、まったく知らない人なのに「入院しているからお見舞いに来てくれ」と頼まれたり、アイドルを夢見る中学生に呼ばれて「客観的にダメ出しをして!」とお願いされたり。一風変わったところでは、釣りを一緒にして欲しいという男性の依頼の真っ最中、突然、男性から「亡き父の変わりに結婚の報告をさせて欲しい」と申し入れが。おっさんへ本当にお願いしたかったのは 父親の代役だったというケースもあったという。
りょうさんによると、一番多いのは恋愛相談。最年少で23歳で、付き合っている人がかなり上だった場合に、“このくらいの世代の男性はどういう考えなのか”ということを知りたいという女性がいたそうだ。
石井は、「りょうちゃんは、とにかく聞き上手なんですよ!あと人生経験が豊富なんで、話していて楽しいです!」と鼻の穴をふくらませながら興奮気味。「バーを経営しているので、お金に困っているわけではなく、『新しい世界をみて、出会いを楽しんでいる』と言っていました」と報告した。
実はこの「おっさんレンタル」を作った人も、「おっさん」で、イケメンファッションプロデューサー・西村貴信さん(48歳)。自らレンタルされることもあり、実はこれまでおよそ、3000人にレンタルされたスゴイ「おっさん」なのだ。
この日スタジオにゲスト登場した西本さんによると、そもそもレンタルを始めたきっかけは、
「西武線の電車で若い子が耳毛がすごいというオッサンの批判をしていて、日本のおっさんの地位は低いなと。低くなったオッサンの地位を高めたいと思って…」
とのこと。
レンタル登録するおっさんとはしっかり面接をしていて、採用する基準もあるという。その見極めとして、西本さんが面接中、ところどころ『おっさんぽいですよね?』と問いかけてみるのだとか。すると最初は『そうですかね?』などと穏やかだが、だんだん機嫌が変わる人も。何度聞かれても、「そこでキレない」人がいいのだという。
また、隣に女の子が座ったときにチラチラ見る人はNG。面接したのは150人くらいで今は仙台から福岡まで62名の「おっさん」がいるとのこと。
石井は「生のコミュニケーションは何にも勝るということと、いくつになっても新しいことにチャレンジするということの大切さを学びました」と太鼓判。“チャレンジ”として新ネタも披露したが、こちらは大スベリ。めげないチャレンジに期待したい。
【石井がピックアップした全国の「おっさん」カタログ】
・1人目「表参道のハゲ」さん(45歳)
「ハゲは男の武器」と豪語する。バツ1.5。18歳の息子の父、北欧家具や飲食業を経営。
・2人目「芝の金八」さん(60歳)
高校教師を37年務め、最後は教頭先生。教育問題や学校の危機管理などが得意、子どもの説教もしてくれる。
・3人目「うんちマン」さん(186歳)
実は任天堂のゲームをプロデュースしたスゴイ人。少年の心は忘れていないが、結婚していて、子どももひとりいる。
・4人目「アルトオモイマス」さん(39歳)
エロ詩吟、天津木村さんのこと。「楽しませる自信、あると思います!」とのこと。
「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中
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