BRAHMAN『SYNCHRONICITY’16 − After Hours −』ライブレポート@渋谷O-EAST


4月24日に東京・渋谷のO-EASTなど4会場で開催されたフェス『SYNCHRONICITY’16 − After Hours −』に、活動21年目を迎えたBRAHMANが出演した。

超満員となったO-EASTのステージに登場するや、怒号のような大歓声で迎えられたBRAHMAN。「阪神淡路で生まれたこの曲を、東北で歌ってきました。今日は熊本のほうに歌わせてもらいます」というTOSHI-LOWのMCから、ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬とヒートウェイヴの山口洋が共作した「満月の夕」のカヴァーでライブはスタートした。


そして、間髪入れず初期の代表曲「A WHITE DEEP MORNING」「BASIS」でオーディエンスをがっちりロックオンすると、ここで、彼らの活動スタンスが明確になった2011年にリリースされたシングル『霹靂』収録の「賽の河原」へ。「揺らいだ決意はどこに」「世界の沈む姿を見つめる」「えぐれた爪痕 胸に 再び ここに立つ」という歌詞は、今だに聴く者の胸を締め付けてくる。


しかも、ここは『SYNCHRONICITY』で最も大きなステージ。BRAHMANとオーディエンスの連鎖反応により、会場はむせ返るほどの熱気で溢れかえっている。そんな状況下でも、MCも挟まずに「露命」「BOX」と畳み掛け、幻の名盤と言われている1stミニ『Grope Our Way』収録の「BEYOND THE MOUNTAIN」へと雪崩れ込む! 若いファンにもライブでお馴染みなのだろう、ここでフロアは爆発的な盛り上がりに達した。

続いて披露されたのは、なんと20周年ドキュメンタリー映画「ブラフマン」と共に発表された「其限 ~sorekiri~」。バンドの“はじめの一歩”から、歩みを見つめなおす記録作品となった“20年目”の楽曲を、いとも簡単に繋げてしまうBRAHMANのバンドとしての底力には驚かされつつ、オールドファンにとっては20年ぶんの思い出が走馬灯のように蘇る、鳥肌モノの瞬間だった。

ステージ上ではMAKOTO(B.)がドラムセットの後ろ側まで縦横無尽に暴れ周り、TOSHI-LOWは客席へダイブ。盛り上がりが最高潮に達する中、そのまま「ANSWER FOR」に突入し、やはり休むまもなく「鼎の問」「ARRIVAL TIME」を披露しライブは幕を閉じた。

どんなイベントであれ、会場であれ、BRAHMANのライブは常にオーディエンスとの“対決”を見ているかのよう。だからこそ彼らの声は人々の心に届くし、“また勝負してやろう”とライブに足を運ぶのだろう。BRAHMANに続いてO-EASTのメインステージに登場したgroup_inouのimaiが、MCで「今日は天下一武道会みたいなイベントでしょ?」と言っていたが、その例えの80%くらいを担っていたのはBRAHMANに違いない。


Photo:木村泰之

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