捕鯨文化が「日本遺産」に 小藪千豊と専門家が「これからの捕鯨」激論

4月25日、AbemaTVの報道番組「AbemaPrime」で、「捕鯨」について議論がされた。スタジオのメインMCはお笑い芸人・小藪千豊で、コメンテーターとして、コラムニスト・犬山紙子氏と、元NMB48の山田菜々が登場した。

捕鯨については、文化庁が25日に認定した「日本遺産」に、和歌山県熊野灘の捕鯨文化が認定されたことを受けてのもの。昨今、環境団体等が日本の捕鯨や和歌山県太地町でのイルカ漁に関して異議申し立てをしている。

今回認定を受けたことについて、日本捕鯨協会の久保好事務局長は「和歌山以外にも捕鯨文化は残っているので、全国の伝統文化も認定されれば非常にありがたい」と今回の認定を歓迎。


昨今の捕鯨について日本は圧力を受けていたが、様々な批判の根拠として「鯨は賢いから食べるのはかわいそう」「鯨を食べずとも様々な食材は他にある」といったものがある。この日のコメンテーター・経済学者の森永卓郎氏は「中国は犬、オーストラリアはカンガルーを食べたりしています。かわいそうかどうかというのは統一の基準があるわけではない。私はクジラの給食を食べていた」と述べた。


こうした状況を受け、イルカ・クジラ・アクション・ネットワークの倉澤七生氏が電話で出演。小藪が捕鯨反対について「反対に色々理由があるが? どの方向?」と聞いたところ、倉澤氏は「どうすれば合意形成できるかを試みていいます。2010年にニュージーランドが合意形成しようとし、南極ではやめ、沿岸ではいいと言ったが、日本は『全部でやりたい』と言いまして、ここで合意形成はできませんでした」と説明した。

また、倉澤氏は、「年間で一人食べるのが30g以下です。これから爆発的に増えるわけではないので、日本に合った獲り方を出すべきでは」と意見。これを受け、小藪は「調査・商業禁止ということでしょうか?」と質問。倉澤氏は「禁止ではありません。日本は子供のケンカをやっているのでやめてほしい」と意見した。


また、倉澤氏は現在日本の近海で50種類、世界で80種類の鯨がいるが、その中ではかなり絶滅の危険があるものもあると説明した。犬山紙子氏が「それが絶滅する可能性は?」と聞いたところ「調査が不十分だから分からないです。伊豆地方では、1970年、80年代に獲れなくなったことがあります。獲れなくなった理由については調査がされていません。それを科学ベースで調べる必要があります」と回答した。

また、前出・日本捕鯨協会の久保好事務局長は「『商業捕鯨』と言うが、この呼び方はよくない。クジラが資源が枯渇しそうになったというのは、その当時の(諸外国の)商業捕鯨は、鯨油を取るためのクジラを競って取っていたため。最後まで日本が捕鯨をしたのは日本に食文化があったから」と述べ、あくまでも「油」だけを取ることを狙った諸外国と日本は別物であると意見した。

そのうえで小藪は「商業捕鯨といっても、商業ですから。子供がとんぼを取る以外はすべて商業では?と思う」と捕鯨議論を締めくくった。


「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中

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