有村架純を全身採寸 『アイアムアヒーロー』 劇中にリアルドールが出演

漫画家・花沢健吾氏の累計600万部を超える人気コミックが実写化された映画『アイアムアヒーロー』が4月23日から公開されている。同作品は、人々がナゾの感染によって変貌した生命体「ZQN(ゾキュン)」になり、世界中が感染パニックに陥るという物語。

同作でサバイバルホラー映画において、不可欠な仕事である特殊メイク・特殊造形統括を手掛けた藤原カクセイさんに、ヒロイン・早狩比呂美役を演じる女優、有村架純(23)の印象を聞いた


◆藤原カクセイさん 本物の人間に見えるよう関節を工夫する


——有村架純さんと接する場面はありましたか?


藤原:有村さんが演じる比呂美が赤ちゃんZQNに噛まれて、半分ZQNになってしまうというシーンがあります。比呂美が動けない状態になるので、大泉洋さんが演じる鈴木英雄や、長澤まさみさんが演じる藪がおんぶをして行動することになります。いくらスレンダーな有村さんでも、本物だとどうしても長時間になるとキツイんですよね。そこで、有村さんの造形物を作成しました。

頭から肩までの型取りをして、指の長さ、手の甲の長さまで細かい場所に至るまで全身の採寸をしました。顔の型取りは閉所恐怖症の人や、怖がりの人は最初嫌がったりするのですが、有村さん全く動じることなく、肝が据わっている女優さんだなあという印象を受けましたね。撮影中は、彼女がほほ笑むとそこにパッと花が咲くような、ムードメーカーのような存在になっていた印象です。


——有村さんの人形を作る上でこだわった点はありますか?


藤原:本物の人間に見えないと意味がないので、微妙な関節の動きなどを細かく作っていきました。学生服姿で、ひざが見えているのでひざの動きが自然になるよう工夫して骨組みを組んだり。あとは、重いと意味がないので、10キロ未満にしています。


——そのほかに、キャストさんとの思い出はありますか?


藤原:人によっては何回も顔の型を取らせてもらった人がいます。こういう映画なので、ZQNがクラッシュしたり、こっぱみじんになったりするシーンは、見どころになると思います。韓国ロケの撮影中は、座長の大泉さんが中心になって、ホテルの向かいのコンビニのオープンスペースで1日の疲れをビールで流しながら、キャスト・スタッフ陣がまた次の日から始まる地獄に備えて英気を養うような時間があったことが印象的です。本当に、素晴らしいキャストに恵まれたいい作品でした。


(c)2016 映画「アイアムアヒーロー」製作委員会

(c)2009 花沢健吾/小学館

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