映画『アイアムアヒーロー』、原作大ファンが完全レビュー はたして面白いのか?

累計600万部超えの花沢健吾の「アイアムアヒーロー」を大泉洋、有村架純、長澤まさみという豪華キャストで完全実写化!これはマジな話、3巻が出たあたりからすでに映画化はどこがやるんだ!?と想像を巡らせ、やるなら私(映画宣伝マンなのですが)が宣伝したい!と妄想していたぐらい

原作大ファンの筆者が映画『アイアムアヒーロー』を遂に観た!

もちろん期待と不安が入り混じりながら!!不安が8割だよ!


妄想癖のある売れない漫画家・鈴木英雄(大泉洋)は結婚まで踏み切るでもなくなぁなぁと彼女のてっこ(片瀬那奈)と暮らしていた。仕事もアシスタント止まりで鳴かず飛ばず。そんな現状に焦る素振りも見せない英雄の姿を見かね、ある日、てっこは我慢の限界を迎え、英雄は家から追い出されてしまう。その頃から世の中では謎の病気が大流行。風邪をひいたと言うてっこを心配してアパートに戻ると、そこには変わり果てた彼女の姿があった。逃げ惑う途中、女子高生の比呂美(有村架純)と出会い行動を共にするのだが…。


のっけからですが原作ファンの皆様へ。安心してください、ちゃんと殺ってますから!!飛び散る血しぶき!弾ける頭部!!迫力の特殊メイク!!!

こんな映画を最近の日本映画で観られるとは思いも寄らず、上映が終わっても大興奮。容赦なき残酷描写に続き、大泉の英雄、有村の比呂美、長澤の藪はもちろん、脇役までもしっかりはまっていて(個人的には英雄のライバル的売れっ子漫画家・中田コロリがしっかりラーメンズの片桐だったところで実写化ありがとう!と嬉しくなった。原作の登場人物は著名人がモデルなっていることが多いのです。)原作に忠実でありながらもオリジナリティを込めた脚本に何より関心。


世界三大ファンタ映画祭を沸かせるだけあって、完全にジェットコースタームービーになっていた。前半から繰り広げられる目眩く衝撃の惨劇に息を飲むこと間違い無し。序盤でここまでやってくれるのかよ!!と思い、その後の展開に期待が膨らみまくって上映中ワクワク、ドキドキ、ZQN ZQN(本作の宣伝コピー)していたのは本当である。映像化したらちゃっちくなりそうだな、なんて想いは全部裏切られた。

最初に出てくる<ZQNてっこ>は部屋の中をぐるぐるぐるぐると『エクソシスト』よろしくブリッジで駆け回り、もうそれを観た瞬間に心の中で土下座した。


英雄が頼れる男になっていく成長物語としても心沸き立つ作品になっているのも特筆しておく。趣味で猟銃免許を持っている英雄は本物のショットガンを持ちながらいつまでたっても撃てない。死ぬほどピンチになっても撃てない。でもある時、決断を迫られ、彼の隠された才能が開花する。その瞬間、凄まじい爽快感と興奮が押し寄せる!

“「はーい。」ドンッ!!”原作でもこの一コマは忘れられないなあ。以降、エクストリーム・英雄・大活劇が繰り広げられますのでお楽しみに。


普段、洋画に走りがちな私からするとこういう邦画が製作されたことがすごく嬉しかったし、ここまでできるんだぜ、というスタッフ・キャストの気概を感じた。とにかく『アイアムアヒーロー』にはヒットしてもらいたいし、してもらわにゃ困る!

そして、願わくばこういう作品に慣れていない誰かのトラウマになってくれ!!是非、劇場でZQNしてください。

文・奥村裕則


『アイアムアヒーロー』は4月23日(土)より全国にて公開

(C)映画「アイアムアヒーロー」製作委員会 (C)花沢健吾/小学館

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