米ジャーナリストが日本の報道の自由度を語る 「TVも大手新聞も安倍政権に控えめ。古舘さんも消えちゃった」

21日に放送された『AbemaPrime』(AbemaTV)では、国境なき記者団により発表された「報道の自由度ランキング」において日本が180か国中72位になったこと(2010年の11位から大幅な低下)について取り上げられた。

「表現の自由」を来日調査していた国連人権理事会特別報告者・デビット・ケイ氏は「政府がジャーナリストの報道に反論するのは普通のこと。特に報道内容が違っていたら普通。ただし、そこに反論するのもメディアの役割。その反論が昔のようにできなくなっている」と語った。


これを受け、ロサンゼルスタイムス特派員で元読売新聞記者のジェイク・エイデルシュタイン氏がスタジオに登場。

「72位のランキングで驚いた。率直に言えば、テレビも大手新聞も安倍政権に控え目。特定秘密法案があります。報道ステーションから古舘(伊知郎)さんも消えちゃったし、高市総務大臣が、気に食わない報道するところを規制するとも言い、安倍政権がマスコミに圧力をかけています。政権はマスコミを支配するし、テレビ局幹部に接待して、マスコミを制圧している。今回の国境なき記者団の報告には納得です」このように72位という数字が理解できると語った。


さらには、特定秘密保護法で何かしらか質問することさえ犯罪になるのであれば、報道の自由度は低くなるとも意見。さらに、「アメリカは、一般のマスコミに適応されることはない。アメリカの法律を超える恐ろしい法律ですよ。一番批判したのは藤原紀香。ブログでこのことについて書いた」と述べた。

その一方、この日のコメンテーターである日経BP社の柳瀬氏は「ビジネスメディアで圧力を受けることはない。わからないのは、古舘氏の(『報道ステーション』)降板。NHKで国谷(裕子)さん(『クローズアップ現代』を)の降板。これが政府の圧力かどうかは内部で検証されていないし、状況証拠的に判断できないので、実際に圧力があったかは分からない。少なくとも、世間一般が納得できるかが問題」とコメント。

また、小松アナは「テレ朝は会見で古舘さんの降板は圧力ではないと発表していますが、それがあまり世間で信用されてないのかもしれないですね」と加えた。


そして、日本特有の「記者クラブ」制度について言及。読売新聞にいたことによって恩恵はあったというエイデルシュタイン氏はこう語った。

「ネット記者にも開けば記者クラブの意味はある。本来は権力に抗う組織だった。だが、そのうちに談合組織になってしまった」

柳瀬氏は「記者クラブそのものは情報発信をしているが、特ダネが記者クラブ発ではない。本当の得ダネは、記者クラブ発ではない。それは問題ではなく、一人一人の記者の資質に問われる。だから日本の新聞・テレビの問題は似たようなニュースが並ぶ。報道の自由度については記者クラブの話にしちゃいたがるが、それは違うと思う」と語った。

これを受けて、かつて「女子高生社長」と言われた椎木里佳氏(18)は「記者クラブが100年間続いているってのが、逆に変だなと思ってて。大日本帝国の頃から。それを伝統と言っていいのか、ずっと変わらずネチネチやっているってのはどうでしょうか」とその存在について意見した。


「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中

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