【ペットの震災】熊本の動物病院院長「てんかん、膀胱炎などの発症も」

最初の地震が発生した14日から1週間。被災したペットの問題が深刻になるなか、21日放送の『AbemaPrime』(AbemaTV)では、「ペットの震災」として、熊本のペットの現状と対策について迫った。

現代では、ペットはもはや家族の一員。でも、いざ震災が起きたときに、ペットと一緒に避難できるかどうかというのは飼い主にとっても、ペットにとっても、大きな問題となっている。犬猫がいるから避難所に入れないし、家にも入れないし…という問題が浮上しているのだ。そして震災は、動物たちの心にも大きな傷を残す。

番組では中継により、熊本で飼い主とペットを受け入れている、竜之介動物病院の徳田竜之介医師に話を聞いた。

竜之介動物病院では、14日からペットを連れた被災者だけを受け入れており、現在避難動物が大体200から300くらいいるという。同行避難している人たちも150人ほどいる。

「東日本大震災のときに、ペットの現状を視察に行ったときに、ペット同行避難というのは絶対必要だと思ったんです。そして、ペット同行で避難できる建物を作ろうと思って。この病院は、震度9まで大丈夫なものを作ってくださいとお願いしました。」(「」内徳田医師、以下同)

それまでの病院を、わざわざ作り変えたのだ。

「基本的には動物を助けるのが仕事なんですけれど、それには飼い主さんも助けなくちゃいけない。飼い主さんとペットというのは一緒です。助けるなら両方です。

余震がまだずっと続いているので、ワンちゃんも猫ちゃんもそわそわして、落ち着きが無く、吠えるんです。また震災がおきると、いろんな病気が出てきて。(てんかんの犬を紹介しながら)てんかんの子がいっぱいいます。特にチワワ。

こちらの猫ちゃんは、ストレスで、おしっこもうんちもしなくなっています。」

人間だけでなく、ペットもさまざまな病気を発症し、またメンタルにも変化があらわれるという。そんななか、病院に避難している人たちの過ごし方は――。

「ずっと一緒に寝ていますよ。あとは、結構散歩をしたりとか。ペット可の避難所もあるんですが、そこに入ると、やっぱりうるさいとか気を遣うんですね。ここは、(むしろ)ペットがいないと入れない。だから、動物を介してみんな仲が良いですね。」

■不足しているものは

――不足しているものなどは。

「ペットシーツが不足しています。ペットフードは結構きているのですが、ワンちゃんも猫ちゃんも、今の状態ではあまりご飯は食べないんですよ。」

――人間用の物資は。

「ここは避難指定所になっていないので、(行政の)支援物資はこないんです。でも、動物が避難しているとなると、全国から物資が届けられます。だから、行政よりもはるかにこっちのほうが集まっています。動物がいると、人の心を動かすんだなと。」

徳田医師いわく、「動物を助けることによって、人を助ける」。「飼い主さんがオタオタするとワンちゃんもオタオタする。飼い主さんとペットを同時に助けて、初めて助けるということだと思います」と語った。

(C)AbemaTV

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