世界一のレストラン『ノーマ』 なぜ「生きたままのアリ」を食材で提供するのか

20日放送のニュース番組『AbemaPrime』(AbemaTV)で、お笑い芸人・セクシーチョコレートのREINA氏が担当する「ワールド・ムービング」のコーナーにて、29日より日本公開される映画『ノーマ、世界を変える料理』がピックアップ。レストラン「レフェルヴェソンス」の生江史伸(なまえ・しのぶ)シェフがゲストとして登場した。


『ノーマ、世界を変える料理』は、デンマーク、コペンハーゲンの人気レストラン「ノーマ」のオーナーシェフ、レネ・レゼピに迫ったドキュメンタリー作品。ミシュランガイドと並び称される「世界ベストレストラン50」で「ノーマ」が世界一となった4年間に密着している。

生江シェフは、昨年「ノーマ」が日本で期間限定出店した際、日本ならではの食材や文化などをナビゲートしたことから、レネ氏との交流が始まったという。

映画の紹介映像に登場した、「“生きた”アリを食べる」という行為について、生江シェフは、

「僕らが食べているのは、水と塩以外は、生きもの。

あまりに命の距離が離れている現代の中で、生きたものを意識できるのは、生きたままのものを食べることだ。誰かが殺して流通にのり、僕らが生きながらえている。

野蛮に思えるかもしれないが、そういうメッセージが込められている。(それは)日本語の中の『いただきます』につながる」

と説明。アリの味に関しては「少しレモンのような、ライムのような味。育っている環境によっては、ピリッと辛いような味もする」と表現した。


ちなみに、生江シェフによると、アリを食べる文化はもともと存在。「日本でも以前はあった。今は、あまり経済効果がないので産業になり得なかったというだけで、アリを食べていた人たちはいたようです」と話す。

スタジオでは、食糧危機の解決方法のひとつとしての昆虫食についても触れられ、昆虫料理研究家の内山昭一氏がVTRにて登場。内山氏は2013年、国連が、これからの食料として“昆虫が良い”と発表したことや、日本でも昆虫食は長い文化があると解説。


スタジオにはカイコのさなぎ、イナゴ、ハチの子の佃煮が用意され、実食したMCの宮澤は「見た目だけ考えなければ美味しい」とコメント。

イナゴやハチの子は、地方によっては郷土食として食べられており、缶詰もある。また昆虫食は注目を集めており、各地で“昆虫食イベント”が開催されているが、生江シェフのいう“生きたまま”食べるということのもつ意味は、“食”の概念に新たな一石を投じそうだ。


「AbemaPrime」は毎週月〜金曜日 20:00〜21:50「AbemaNews」チャンネルにて放送中

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