インテル長友佑都が語る ワールドカップに向けた理想の日本代表とは?

2018年サッカーワールドカップロシア大会の出場を争うアジア最終予選の組み合わせが決まりグループBに入った日本は、オーストラリア、サウジアラビア、UAE、イラク、タイと対戦することが決定した。

ハリルホジッチ監督も「道のりは困難」と公言している通り、アジアカップを制したオーストラリアを筆頭に、アジア杯の4強のうち3チームが入る厳しい組に入った日本代表。9月から始まる6大会連続のW杯出場にかけた戦いを前に、選手たちの証言からハリルジャパンの現在地を探ってみようと思う。


テレビ朝日『やべっちFC』(3月27日放送)で現役選手同士がインタビューする「質問するっち」から、イタリアの名門インテルで6シーズン目を迎え先日2019年までの契約延長を発表した長友佑都と、今シーズンドイツ・ブンデスリーガヘルタでチームの大躍進を支えているドリブラー原口元気の対談が放送された。

新婚の原口の長友への「一人で普段何してるの?」「結婚はいつするの?」と言ったプライベートにまつわる爆笑トークから、本題のサッカーの話題に―


■(本田)圭佑、オカ(岡崎慎司)、俺は特にエリートでは来てない。雑草魂みたいな感じで来ている(長友)

原口「日本代表に新しい選手も増えてきて、そういう選手たちをどう思ってるか聞きたいですね。僕自身も含め良いプレーができていないって思うんですけど。やっぱり佑都くんであったり、(本田)圭佑くんたちが引っ張っている感がまだ強いなっていうのはすごく感じてて。勝負強さとかが違う。」

長友「それはあるかもね。目の前の相手に負けないという気持ちだったり、そういったメンタルを持てるかっていうところだけだと思うけどね。みんな技術もあるし、宇佐美(貴史)なんかにしても(柴崎)岳なんかにしても。ただもっと勝負どころで自分の力が発揮できないっていうのは間違いなくメンタルだと思うから。」

原口「どうやってメンタルを持ってやってきたのかなっていう」

長友「圭佑とかオカ(岡崎慎司)とか俺は特にエリートでは来てない。セレクションで落ちて、もう本当に雑草魂みたいな感じで来ているから。そういう苦労している選手は強いんじゃないかな。元気も海外で厳しいこと学んでるでしょ?厳しい環境にいることがやっぱり成長させてると思うよ。」

長友「元気なんか一緒にプレーはしたことなかったやん?なんか不良なのかなと思ってたよ。色々問題もあった訳でしょ?」

原口「まぁ。そんな時代も 笑」

長友「でも代表でも監督の話を凄い真面目に聞いているし、先輩との礼儀も凄くしっかりしているし。俺のイメージだった不良の元気とこうも違うんだって思ったけど、それって成長してるってことだ思う。技術とかドリブルがあるわけだから。あとはメンタル次第でいくらでも変わるわけやん。伸びしろ半端ないなって。」

原口「サッカー的にはどんなプレー増やしたらいいとか、どうやったらトップに行けるのかなって。」

長友「フィジカル的な部分というかアジリティをもっと伸ばしたらかなりのレベルに行けると思う。チューブでトレーニングしたり、体幹とかも凄くやってるし。そういった姿を見て、凄く意識高いし、まだまだ伸びるっていう目で見てるよ。上からな感じでごめん。でも上からじゃないよ。本当にリスペクトしてるよ。」


■「ワールドカップは自分たちの理想だけでは勝てない」(長友)

原口「ワールドカップ出ていないから、2018年をイメージするときにどんな雰囲気なのかなっていうのがあんまイメージできないんですよ。やっぱ独特なものがある感じなんですかね。」

長友「まず相手の目の色が違うよね。殺気立っているというか。絶対負けないっていう気持ちがオーラとして見えるというか。だからワールドカップって勝つのはすごく難しい。」

原口「ネットとかで見たんですけど、サッカーをやめようと思ったくらい落ち込んだとか?」

長友「落ち込んだというよりも。なんやろな、難しいね。4年間全てを出した、費やした。でもこの結果かよっていう。4年費やしてきた全てのエネルギーと全ての時間がこの3試合の一瞬で終わってしまったわけ。この虚しさと悔しさっていうかね、なんか言葉では表せない感情だったよ。」

原口「(ハリルホジッチ)監督もよく言ってますよね。4年かけて3試合の準備をするって。本当に4年かけて3試合ですよ。」

長友「本当そう。そのために戦う。」

原口「その言葉重いですよね。」

長友「相当重いと思う。サッカー選手の4年間って相当大きいからね。」

原口「そこからの切り替えかたって相当難しかったと思うんですけど、どうやって切り替えたんですか?」

長友「結局は自分のやることをやるしかなかったよね。目の前の試合は過ぎ去っていくわけで、1試合1試合くるし、その試合は戦うしかないっていう状況だけど、モチベーションはどこに向ければいいんだろうっていう、自分との戦いというか迷いがあったよね。」


■最後に次のW杯に向けた理想の日本代表とは?3度目の出場を目指す長友が考えるこれからの代表とは?

原口「これからの代表、2018年に向かってどういうチームにしたいかっていうプランってありますか?」

長友「やっぱり戦える集団にもっとならないと正直ワールドカップは厳しいと思うね。2回経験させてもらったけど、自分たちの理想だけでは勝てない、ワールドカップは。いかに一人一人が死ぬ物狂いで守備をして、球際も死ぬ物狂いで戦ったチームが上に行っているから。2010年の南アフリカの時も2014年のメンバーと比べると一人一人のレベルは2014年の方がよかったと思うの。」

原口「間違いないですね」

長友「でも自分らのサッカーを求めすぎて、攻撃で良いサッカーをするっていうのを求めすぎて死に物狂いで球際を戦っているコートジボワールとかギリシャ、コロンビア相手に何もできなかった訳だよね。だからいかに一人一人が戦うかっていう、チームとしてね、そういう集団作れるかどうかだと俺は思う。」

原口「俺もそう思います。ブンデスでやってもそこが一番大事な部分だと感じているんで。一対一の局面で勝てるようになっていたいです。そこで勝てないとチームとして勝てないと思うんで。11人の中の一人として対面の相手に1対1で勝てるようになっていないと」

長友「だってその選手が試合を決めて勝つ場合が本当多いからね」

原口「佑都くんのイメージはどうなってたいってのはありますか?」

長友「地味でもいいから『長友がいたからここまで来れただな』って最後チームメイトや監督に思ってもらえる選手でいたいと思う。」

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