ひな人形の「おさがりNG」漫画が話題に、日本人形協会に意図を聞いてみた

 3月3日の“桃の節句”を彩る「ひな人形」。今年は人形メーカーの久月が、天皇陛下の退位に伴い5月1日に新天皇・新皇后となられる皇太子ご夫妻のひな人形を公開するなど、毎年話題になる。

 このひな人形について、一般家庭で当たり前のように行われていたことがいま“問題”になっている。それが「おさがりはNG」だということ。


 日本人形協会は1月、ホームページで『ひな人形のおさがりはNG?』と題した漫画を公開。ある娘夫婦が両親の実家に自分が使ったひな人形を引き取りに行くが、当のおひな様はどこか渋い表情。夜中になると、人形たちによる緊急会議が行われる。

 「私たちの主人は人形を大切にしようとされています。しかし、問題は決まったご主人様以外は災厄から守れないことが伝わっていないところにあります」

 ひな人形は人間にふりかかる厄を代わりに受けるお守りで、親子や姉妹などであっても人形を譲るのは良くないとしている。1人1組のおひな様が必要だということを知った夫婦は、生まれたばかりの娘におさがりではなく新しいひな人形を買ってあげたところで、漫画は締めくくられている。

 ひな人形は高価なもので、数十万円から数百万円するものもある。そして、七段飾りにもなれば置き場所や収納スペースにも困るといった悩みも出てくる。そこで、AbemaTV『けやきヒルズ』では、漫画を公開した日本人形協会の倉片順司副会長に話を聞いた。


 「生まれた子の身代わりになってくれる、厄を肩代わりするのはお姫さま。将来幸せな結婚ができるようにと、隣にいるのは将来の旦那さま。(自分の人形を)生まれた子に渡すということは、将来の旦那さん=お父さんとなってしまう。3姉妹だったら3飾りが理想です。旦那さんは共有できませんから」(倉片会長)

 日本人形協会のホームページを見ると、その事業内容として「節句人形の消費者による使い回し問題に関して、ポスター製作などを通して一人一飾りの啓蒙を行う」とある。今回、漫画を公開した意図について倉片副会長は「『おさがりはいけない』と言うと、人形屋さんが売りたいから言っている理屈だろうと思われてしまう。漫画を作ることでこの意味をやんわりとわかってもらおうと」と説明。一方で、漫画のタイトルを『おさがりがNG』にしたことについては「ちょっとやりすぎたかなという部分もある」と語った。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)


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