小野賢章、“男の夢”モテモテ教師役に本音「相手が高校生じゃなかったらなー」 『お前ら全員めんどくさい!』インタビュー

 映画『ハリー・ポッター』シリーズの主人公、ハリー・ポッターの吹き替えや、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』の主人公、ジョルノ・ジョバァーナで知られる実力派声優・小野賢章が初の実写映画主演!映画『お前ら全員めんどくさい!』が2月23日(土)より公開される。


 原作は累計55万部を超える同名大ヒットコミックで、小野賢章演じる高校教師の國立国彦が、女子高生たちに次々とアプローチをかけられる“学園天国”を描いたラブコメディ。言い寄ってくる女子高生たちは全員ツンデレ、肉食女王、お嬢様と個性豊か。國立は“めんどくさい”彼女たちに振り回されるハメに!女子高生役は、「ラブライブ!サンシャイン!!」の黒澤ダイヤ役などの声優としても活躍する・小宮有紗、アニメ「プリパラ」の真中らぁら役などで知られる声優・茜屋日海夏、グラビアでも活躍する大原優乃、ミスiD2015の都丸紗也華。役柄や作品、女子に囲まれた現場での雰囲気などを、小野賢章が語り尽くす!

――國立国彦役のオファーがきたとき、どう思われましたか?


小野:実写でのオファーというところに、まずすごく驚きました。アニメならオファーをいただくのもなんとなくわかるのですが。


――原作コミックは読まれましたか?


小野:面白いですよね。実際、教師をやっていて女子高生がこんなにグイグイ来たらとんでもないことになるだろうし、こんな女の子たち、絶対めんどくさいと思うんですけど、漫画を読んでいるとみんなすごくかわいらしく見えてくる。ラブコメなので、ツッコミもあったりしてすごく読みやすいんです。ただ、読むほどに「これを演じるのか」と、どんどん想像しにくくなりましたね(笑)。


――小野さんは実写映画初主演ですね。


小野:主演という立場ではあるのですが、やっぱりこの作品の主役は女子生徒たち。なので、あんまり「主演だから頑張ってこうしなきゃ」とは考えず、彼女たちの言動に自然にリアクションが取れていたらいいなと思いながらやりました。


――自分が引っ張るぞというよりは、周りの子たちが立つようにしよう、と考えたんですね。


小野:そうですね、國立先生は女子高生たちに振り回されるので、引っ張るというよりは、引っ張られていくという感じでしたね。何より、女子たちがのびのびやるのが一番いいかなと思いました。


――主演、いわゆる座長ということはあまり意識されなかった。


小野:主演をさせていただくときは、引っ張っていくというよりは、みんながのびのびできる環境を作りたいなと思いながらやっています。それはこの現場に限らず、アニメの作品でもそうですね。

――俳優業と声優業、それぞれの違いと楽しさは?


小野:どちらもベースになる部分はお芝居。演技をするということは変わりません。意識的に、何かを変えるようなことはしないようにしています。本当にわかりやすい、誰でもわかる違いだと、実写ならセリフを覚えるとか、台本を持って演じないとかはありますよね(笑)。


――アフレコブースで声の演技を録る声優のお仕事と、全身で演技する俳優業。そういった違いはありますよね。


小野:アニメの場合は声だけのお芝居ですし、多くの作品では絵が完成していません。なので、声の仕事に関しては、イメージしなきゃいけない余白の部分があります。今、どういう表情しているのか、どこでしゃべっているのか、相手との距離がどれくらいあるのか。そういうことをイメージしながら演じるところがおもしろくもあり、難しいところでもあります。


――そこは実写とぜんぜん違いますね。


小野:実写では、セットがあって、実際に人がいて、距離感もわかる。そこはやりやすい部分ではありますよね。ただ、アニメだと僕がどんな顔をしてしゃべっていても、画面には出てこないじゃないですか。それが映像になると、当たり前だけど見えてしまう。映像では、表情や振る舞い、「今、ちょっと姿勢が悪くなっていたな」とか、アニメでは意識しないところを意識しなきゃいけない。それを今回、改めて感じました。ただ、普段から舞台のお仕事もしているので、そこまで違和感はなかったです。

――次々と女子高生に好かれる國立先生。同じ男性から見て、魅力は?


小野:誰にでもまっすぐ受け止めて、まっすぐ返してあげるところがやっぱり魅力なんじゃないでしょうか。生徒だからと「ハイハイ」と流さずに、悩んだり困ったりしている生徒を絶対に見捨てず、正面から受け止めてあげる。真面目だし、いい人なんですよね。そして、純粋であるがゆえに、すごく振り回されるという。


――あれだけ美少女に囲まれて、絶対に鼻の下を伸ばさない。


小野:すごく真面目ですよね。でも、実際のところ難しいですね。高校生じゃないですか、相手が。恋愛感情をもったとしても、もっちゃいけない、みたいな。僕は「相手が高校生じゃなかったらなー」と思いながら演じていました(笑) 。こんなにモテるシチュエーションは、男としてはやっぱり夢じゃないですか。男性全員がそうとは言いませんけれど、こんなにかわいい子たちから言い寄られて、うれしくない人なんていないと思うんです。けれど、相手は「高校生」。一気に希望を断たれるパワーワードみたいなものですよね(笑)。しかも、國立は教師ですから、恋愛関係になるのは絶対ダメじゃないですか。こっちは制限されているけれど、高校生からしたらそんなものは関係ないわけで、俺はダメだけど、向こうはいい。この状況で振り回されるのは、「何の試練を受けているのか!?」と思いますよね。

――コミック原作の実写化ということで、演技で意識した点は?


小野:國立先生は常に振り回されているので、表情はコロコロ変わったらおもしろいかなっていうのはすごく意識してやっていました。ただ、漫画に寄せていくわけではなく、僕が演じていくなかで、一番自然なところで出てきたものでやれたらいいかな、とは思っていました。


――教師役はいかがでしたか。


小野:生徒と二人で話していて、だんだん感情がヒートアップしてくるシーンでは、まだ先生としての立場を忘れずに言っているセリフもあれば、逆にここはもう先生という立場を忘れて、人として同じところで話しているというセリフもあります。ここは先生として冷静に言っている、ここはムキになっている、という点は監督と確認を取りながらやっていました。


――女の子がどんどん迫ってくる本作。見ていてドキッとするシーンもありました。演じていて照れたシーンはありますか?


小野:(大原)優乃ちゃんがワイシャツのボタンを外すあのシーンは、本当にどこを見ていいかわからなかったです! “小野賢章”がふいに出てくる瞬間ですよね……。でも、やっぱりお芝居なんで(笑)。そこまで恥ずかしいというのはなかったです。ただ、そういうシーンで反応がちっちゃくなると、ガチっぽくなってしまうじゃないですか。なので、そういうシーンほど、大げさに驚くほうがいいなと思って演じていました。


――そっちのほうが、國立先生のピュアな戸惑いが伝わりますよね。


小野:観客の方に「ちょっとガチで喜んでんじゃないの!?」と思わせてしまうと、きっと見ていて嫌な気持ちになってしまうと思うんです。モヤっとしてしまう反応よりは、振り切ったほうがいいのかなと思ったんです。この作品はラブコメですし、オーバーでわかりやすいリアクションを取るようにしていましたね。

――メインキャストの女性陣4人に囲まれて、男性は小野さんひとり。撮影現場の雰囲気はどうでしたか? 


小野:女子は女子で盛り上がるので、入っていくタイミングは難しかったです。今はちょっと、女子だけで盛り上がった方がいいんじゃないかとか。気を使いますよね、やっぱり。男がひとりいるだけで話しにくい内容もあるだろうし、とか考えて(笑)。ただ、茜屋(日海夏)ちゃんや小宮(有紗)ちゃんは声優もやっているので、本当に何を話していいかわからない、とはなりませんでした。


――先生と生徒のような気づかいがあったんですね。


小野:撮影中に、共演者のグラビアが載った雑誌が発売されたんです。それを本人も含め、女子同士はすごい見るんですよ。「すごいお尻!」とか言いながら(笑)。これはどのテンションで会話に入るのか!? むしろ入っていいのか!? と一番葛藤した瞬間でした。やっぱり小野賢章としては、女子と同じ目線では見られないので(笑)。結果、「いやー、すごいねー」と、あたりさわりないことしか言えなかったですね。

――この作品では、國立先生が空前のモテ期を迎えます。小野さんご自身のモテ期はありましたか?


小野:ほとんどないんですけど……。一番モテ期だったなと思うのは、高校3年生のとき。バレンタインデーにチョコレートをもらってそのまま告白をされて、「すみません」って断って、泣かれてしまって。申し訳ないことをしたなと思っていたら、ホワイトデーにお返しを渡した別の後輩に告白されて、また「すみません」と断ったことがありました。


――女子生徒が年上の先生にアタックする本作。小野さんご自身、学生時代に年上の女性に憧れたことは?


小野:高校生ぐらいの若いときって、年上にすごく憧れますよね。大人って感じがして。高校時代、僕の一コ上の先輩に、すっごく可愛い水泳部の先輩がいたんです。名前も知らないんですけれど、憧れて見ていましたね。話しかけることもなく。ただ、先生に関してはみんなおじいちゃん、おばあちゃんだったので、そういう感情は生まれなかったですね。


――好きな女性のタイプは?


小野:髪がきれいな人、とくに柔らかい猫っ毛に、女性っぽさ感じるんです。髪の毛がきれいな人の後ろ姿を見ると、正面を見たくなるというか(笑)。髪を耳にかけるとき、柔らかすぎて耳から落ちるみたいなのがいいなって思うんです。

――『お前ら全員めんどくさい!』の、女性にとっての“キュンポイント”を教えてください!


小野:定番の「頭をポン」シーンもあるのですが、やっぱり國立先生のまっすぐでピュアなところですよね。生徒がからかおうと思って言っていることに対しても、それを冗談と受け止めずに真剣に返す。からかおうとしていた生徒からしたら、自分の予想と違う答えが返ってくるわけです。そこにキュンとするんじゃないでしょうか。「この人は、私が言ったことに対して本気で返してくれるんだ」っていうところですよね。


――作品を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします!


小野:男性には、かわいい女子たちに振り回されている気分を楽しんでいただけるはず。女性にとっても、テンポもいいし、軽い気持ちで見ていただける楽しい作品になっていると思います。ぜひ楽しんでください!

ストーリー

 国語教師の國立国彦は、クラスで孤立しがちな女子生徒・一宮数美の相談に乗る。国彦は一宮の「友達ができるまでの【友達】」になることに。しかし、その日から一宮は昼休みから放課後、下校まで國立に一日中つきまとうようになってしまう。この状況を脱しようと、一宮に早く友達ができるよう奮闘する國立だが、やがてお嬢様、女王様キャラなど【理解不能でめんどくさい】女子生徒が次々と現れ、振り回されライフが加速していく!

 『お前ら全員めんどくさい!』は2月23日公開


テキスト:仲川僚子

写真:You Ishii


(c)2018 TOBI・COMIC メテオ/「お前ら全員めんどくさい!」製作委員会

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