山田孝之、女子中高生を集めて熱血指導「やっぱり最後は気合い。自分一人じゃないと思うことが大事」

 17日、映画『デイアンドナイト』の"女子中高生"限定試写会が都内で行われ、プロデューサーを務めた山田孝之が舞台挨拶を行った。

 女子中高生向けのイベントを開いた理由は、出演者・清原果耶の役どころが"17歳"という年齢設定であるため。子供から大人社会の入り口に立つ、節目の時期であることから、清原が専属モデルを務めているティーン向け雑誌「Seventeen」の読者たちを集めていた。


 山田への質問コーナーに移ったところで「僕への質問だけじゃなくって、皆んな悩んでいることはない?」と逆質問。台本には無かったサービス精神を発揮した。


 すると司会者が「山田先生に相談したいことは」と生徒たちに呼びかけようとしたが、山田が即座に「先生と呼ぶのは止めて頂きたい」と制止。一人の"人生の先輩"として接点を持とうとした。


 誰も相談する勇気を持てない状況かと思われたが「私個人、映画に関係ないことでも大丈夫でしょうか」と確認しながら、高校2年の女の子が悩みを口にした。


 その悩みは「部活のこと」。「この春に先輩たちが引退されて、自分らが一番上になるんですけれど、最近、モチベーションが無くなってきてしまって…。ただ、物事をこなしているだけだったりして、気持ちをあげていく方法があったら教えてください」というものだった。

 悩みを聞いた山田は「もうちょっとで、先輩たちが引退しちゃって自分たちが教える立場になるんだね」と再確認、「じゃあ、どうしてモチベーションが下がっているのか、1ミリでも思い浮かびませんか」と問いかけた。


 女の子は「ちょっと自分自身が成長できていないなと思ったり、他のこと、勉強もしっかりしないといけないと思ったり…。部活もやりたいと思うけど、他にもやりたいことがあったりして、ちょっと(部活が)やりたくないなと考えることがあります」と心の内を打ち明けた。


 山田は「色んなことが重なって(モチベーションが下がってしまうこと)僕もしょっちゅうあります」とやさしい口調で返し「でも、受けた仕事なので責任があります。だからやらきゃと思っています」と口にした。


 「そうだなー」と言って考え込み「まだ教える立場になれないと思っていたら、そんなことは無くって、きっと後輩たちは経験や知識が足りていないはず。教えることが絶対あるはずなので、そこは自信を持って欲しいと思います」「(教えることが)足りないと思うようであれば、先輩がいなくなるまでの間に、とにかく吸収して後輩を育てようとする気持ち、少しでも立派な先輩になってほしいです」「そこで、自分があきらめてしまうと、未熟な先輩から教わることになる。そこまでゆくと、より未熟な状態に陥ってしまう」と心配した。


 「だからそこは、自分もそうだし、後輩たちのことを思って努力してください。部活動と勉強の両立、イッパイあって大変だと思います。立ち向かうには、やっぱり最後は気合い。気合いしかないです。やるしかありません」「そのやる気を起こさせるには、学校であったとしたら、その所属する部のためだったり…。とにかく後輩たちのために自分たちが努力する。自分一人じゃないという思いにつながる。一人じゃないと思うことは、結構大事だと思います」と自論を述べ、悩める女の子のため、親身なって考えていた。


 同作が問いかけるテーマは「人間の善と悪」だという。家族のいのちが奪われ、自らの善悪に翻弄される者たちの物語で、混沌とした現代で強く生きることの厳しさも入れ込んでいる。


 出来上がった映画は今週19日に、ロケ地となった秋田県で先行公開。そして26日から全国でも公開される。

テキスト・写真:野原誠治

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