Netflix『聖闘士星矢』で“アンドロメダ瞬”が女性に、原作とジェンダー尊重の是非は

 1986年に『週刊少年ジャンプ』で連載を開始し、ギリシャ神話をモチーフに「聖衣(クロス)」と呼ばれる鎧をまとった「聖闘士(セイント)」たちの活躍を描いた、車田正美さん作のマンガ『聖闘士星矢』。80を超える国と地域でアニメが公開されるなど、海外でも大人気の名作だ。


 来年の夏にはNetflixで新シリーズの配信も予定され、先駆けて予告映像が公開されたが、そこに登場するメインキャラの1人、“アンドロメダ瞬”が物議を醸している。アンドロメダ瞬は戦いを好まない優しい性格で、ストーリー上は、女性観客から「なんて美しいの。とても男の人とは思えない」、敵キャラから「まるで少女のよう」「清楚な顔」と評されるような、“女性らしい”少年だ。しかし、新シリーズでは女性の設定で描かれている。

 原作とは異なる設定にネットでは、「たのむよNetflix……瞬は女じゃない」「男だらけは違和感がある。ならオリジナルの女性聖闘士でもねじ込めばいい」「少なくとも原作へのリスペクトがあるなら『このキャラを女にしよう』なんてぶっ飛んだ発想は普通出て来ないだろ」といった批判の声が上がっている。


 同作で脚本を担当したEugene Son氏はTwitterで、「私が唯一心配していたのは、ブロンズ聖闘士はすべて男性ということ。世界は変わりました。男の子と女の子が並んで働いているのは当たり前です。しかし、私は新しい女性キャラクターを不自然に作られたキャラでもなく、女性であること以外に個性がないキャラを作りたくなかった」と説明。しかし、Eugene Son氏のカウントは現在削除されている。

 社会学者で東京工業大学准教授の西田亮介氏は、「キャラクターのジェンダー上のバランスを整えた方がいいんじゃないか、男性キャラと女性キャラの数を近づけた方がいいんじゃないかと昨今言われていて、いろいろなところで配慮がなされている。元の設定とジェンダーバランスで、今回はジェンダーバランスが尊重された」と説明。また、配慮はさまざまなところで行われているとし、「ゴジラも日本版のオリジナルとハリウッド版で造形はかなり異なる。現代に持ってくるにあたってアレンジされるというのはよく見られること」と述べた。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)


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