「フルーツバスケット」2019年全編アニメ化決定 原作者要望で新キャストに【高屋奈月コメント全文】

 『花とゆめ』(白泉社)で連載され、全世界でコミックス累計発行部数3000万部を突破した漫画「フルーツバスケット」の全編アニメ化が20日、決定した。


 アニメは完全新キャスト&スタッフによる新シリーズ。2019年テレビ東京ほかにて放送開始され、原作者である高屋奈月さんが総監修を務める。


 今回、主要キャストの一部が発表され、主人公・本田透の声を、今年のアニメ映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』で主役・マキア役に抜擢された石見舞菜香(いわみ まなか)が務める。


 その他、原作の舞台となる海原高校でファンクラブが存在するほどの容姿端麗かつ文武両道の同級生・草摩由希役の声優に島崎信長(※「崎」は正しくは立つ崎の字)、由希とは犬猿の仲で主人公らと同学年である草摩夾役に内田雄馬、由希と夾の保護者的役割で小説家の草摩紫呉役を中村悠一が務める。


 アニメ化にあたり原作者の高屋奈月さんからコメントが到着。新メンバーにこだわった理由や、アニメ化への熱い思いを語った。


* * * * *

▼原作・総監修:高屋奈月さんよりコメント【全文】

まず初めに。

発表の日をこうして迎えられたこと、心からおめでとうございます。

私は原作者ではありますが原作者でしかありませんので、実際にアニメを制作されている制作関係の皆様方の頑張りがようやっと認知されるのかと思うとホッとしています。

さてこのお話を最初に頂いた時の感想なのですが。

飾りなくストレートに言えば、「あれぇぇぇぇ?」でした。

なぜかというと……少し長い話になるのですが……私事ながら画業20周年を迎えた頃に戻ります。

その際、フルバ最終回のボイスコミックDVDを作って頂けました。(全員サービスですので発売はされていません)

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同封された冊子のコメントを引用~

画業20周年にあたって、何かやりたいこと、したいことはありませんか?と担当さんにきかれても「いやいいよ、特にないよ」ばかり言っていたんですが、

ふと。

「フルバの最終回を音付きで、声付きで、Forフルーツバスケットが流れてさ、そんなの読んで(聴いて)一人で号泣したいわぁ」……なんて話を何の気なしに、その場限り、荒唐無稽の夢物語のつもりで話したのがきっかけでした。

(中略)

……フルバを描いていた頃も、嬉しい事や楽しい事はあったようにつらい事やかなしい事もありました。

「もうフルバを描くのはやめたい」と泣いた時もたくさんありました。

(中略)

だからこそ。

今回でもう一度、フルバの最終回を今度はゆっくりとした気分で、改めて本当に、ようやく、最終回を迎える事ができるような、肩の力を抜く事ができるような、そんな気持ちになるのです。

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……このように、まさに、これでようやっと気持ちに区切りがついたような、幕を閉じられたような、万感の思いになれました。

その後、愛蔵版が発売されるのを機に、ようやく子ども世代を描ける心持ちにもなれました。

………で。冒頭に戻るわけです。

「あれぇぇぇぇ?幕閉じたのに開いちゃうのぉおお?(笑)」と。

嫌だとかやりたくないといったネガティブな感情は一切無かったんですがとにかく「あれぇぇぇぇ??」でした(笑)。

ですので、一番最初にいくつかの要望をだしました。

その中のひとつは、すべて新しいメンバーで作ってください。です。

すべて。すべてをです。

閉じた幕をもう一度開けたいというのならば、新しく、新しいすべてで世界を再構築してくださいと。

もうひとつは、絵を私の絵に寄せないでくれ。ということ。

これはもう単純に私の絵は古いし、病気をした事もとても大きいですが(詳しいことは愛蔵版のあとがきに書いたので良かったら)絵のブレが酷かったので、それも新しく再構築してほしかったのです。

あとは…まぁ細々言ったり好きにしていいと言ったり様々ですが、私の要望をきちんと受け止め応える努力をして下さる制作関係者の皆様方には本当に感謝しております、改めてありがとうございます。

アフレコ現場に時折お邪魔することも快く許可して頂けてとても嬉しく思っております。

何をするわけでもなくただの見学者になっているだけですが(本当に何もしない)一足先に拝見できるフィルムが純粋にとっても楽しいです。

作品に思い入れを持ってもらえる。というのはゾッとするほど困難で、奇跡のようにありがたい事だと常に思っています。

前作へのリスペクトを忘れる事なく、その上で、一人でも多くの方に新たな思い入れを抱いてもらえるような作品を構築していってくださることを願っております。

いち視聴者としても放映を楽しみにしております。

高屋奈月

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 さらに今回の主要キャスト発表に伴い、ティザービジュアルも公開。スタッフとして、監督に井端義秀、シリーズ構成に岸本卓、キャラクターデザインに進藤優、アニメーション制作にトムス・エンタテインメントと、完全新シリーズの制作にあたり、アニメ業界の精鋭たちが名を連ねる。


 また、アニメ化決定記念、出演キャストによるトークショーも実施決定。2019年3月16日に幕張国際研修センターにて開催され、石見舞菜香(本田透役)、島崎信長(草摩由希役)、内田雄馬(草摩夾役)らが出演決定。チケットの公式Webサイト一次先行は、11月20日18時から12月2日23時59分まで受付中(※イベント日時、会場、出演者は予告なく変更になる可能性あり)。


 本日公開の公式サイトにはティザービジュアルに仕掛けが施されており、今後も出演キャストの情報が公開されていくという。

【概要】「フルーツバスケット」

 1998年から2006年まで『花とゆめ』で連載された大人気少女漫画。2001年にテレビ東京系でTVアニメ化され全26話を放送し、2009年にも舞台化。連載が終了し、10年経った今でも根強い人気を誇っている。

 2015年9月からはWeb上でスピンオフ漫画「フルーツバスケット another」が連載開始され、コミックスの累計発行部数(既刊2巻)は34万部を売り上げている。


【イントロダクション】

高校生の本田透は、唯一の家族だった母親を亡くしてから一人でテント暮らしをしていた。

ところが、テントを張ったその場所は由緒正しい『草摩家』の敷地内だった!

草摩紫呉に家事の腕を買われた透は、学校の王子様的存在の草摩由希、そして由希を敵視する草摩夾と一緒に住むことに。

しかし、透はまだ知らない。『草摩家』が何百年も前から忌まわしき呪いに縛られていることを……。


【新シリーズキャスト】

  • 本田 透:石見舞菜香
  • 草摩 由希:島崎信長
  • 草摩 夾:内田雄馬
  • 草摩 紫呉:中村悠一

ほか

(※島崎信長の「崎」は正しくは立つ崎)


▼石見舞菜香

▼島崎信長

▼内田雄馬

▼中村悠一

【新シリーズスタッフ】

  • 原作・総監修:高屋奈月「フルーツバスケット」(白泉社・花とゆめCOMICS)
  • 監督:井端義秀
  • シリーズ構成:岸本 卓
  • キャラクターデザイン:進藤 優
  • アニメーション制作:トムス・エンタテインメント


■TVアニメ「フルーツバスケット」公式サイト

 https://fruba.jp/


■公式Twitter(@fruba_PR)

https://twitter.com/fruba_PR


■公式Instagram(@fruba_pr)

https://www.instagram.com/fruba_pr/


(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会

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