内村光良からサプライズも! 映画『カメラを止めるな!』上田監督が語ったヒットの要因

内村光良からサプライズも! 映画『カメラを止めるな!』上田監督が“テレビ初生出演”で語ったヒットの要因

 インディーズ映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督がAbemaTVの『けやきヒルズ』に生出演。ネットや各メディアで連日取り上げられている同映画について、心境を語った。


 公開後、芸能界をはじめ、各界著名人のSNSで感動の声が次々と寄せられている映画『カメラを止めるな!』。さらには海外の映画祭でも高い評価を得ており、勢いはとどまることを知らない。

(C)ENBUゼミナール

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 口コミの広がりやリピーターの増加で劇場は平日でも大賑わいだ。上映前、劇場にいた観客に話を聞いた。


「(事前に情報を)見るなって言われました。ネットとかで調べないで観てって」

「前知識、予備知識なしで絶対観ないと損するよと(言われた)」


 鑑賞後、詳しく話すことはできないが「誰かと共有したい!」という気持ちになる映画だという本作。AbemaTV『けやきヒルズ』でも「ネタバレ禁止」の“お約束”に則り、映画を紹介した。


 作品の人気ぶりに映画館シネマ・ロサの支配人である矢川亮さんは「上映回数を増やす対応も今までしたことございませんし、これだけの規模で延長するというのは初めてのケースです」と驚きの声を寄せる。

 そんな映画『カメラを止めるな!』の内容は、山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影中、本物のゾンビが襲いかかるという作品……のはずなのだが、悲鳴の数分後、劇場からはなぜか爆笑の声が聞こえる。そしてポスターには「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」の言葉。詳細が知りたいなら、映画を観に行くしかない。


 上映後、観客に感想を聞いた。


「むちゃくちゃ面白かったです。まじで。上映中も結構ずっと笑い声がしていて、僕らも大爆笑で」

「上映が終わったときにみんなが拍手をする映画。ほんと初めてでした」

「こういう意味だったんだと分かってくる気持ちよさが快感でした」

「完全になめて、あーこれは失敗したかなと思ってしまった節を謝りたい」

「これだけ面白いことが考えられる監督の頭の中どうなっているんだろうなって。天才だと思いました」

 今年6月にはたった2館での上映だったが、8月3日からは全国上映がスタートし、今後は順次100館以上まで拡大上映されることが決定した。

 前例のないこのインディーズ映画の監督を務めたのが、上田慎一郎監督(34)だ。7年間、上田監督と共に作品を作ってきたという同映画キャストで俳優の山口友和(40)は「はじめは大馬鹿か天才かどちらかだと思ったんですよ」と語る。

 「映像での生出演は初めて」だという上田監督。映画がブームになっていることについて、「今どうですかとよく聞かれるんですけども、毎日驚くトピックが1時間ごとぐらいにくる」と心境を告白する。


「8月3日にTOHOシネマズの日比谷で、舞台挨拶があるのですが、ネット販売を開始して約2分で500席がなくなった。すいません、まだ慣れてないんです」(上田監督)

 上田監督は1984年、滋賀県出身。中学生の頃から自主的に映像を撮っていたという。


「ハンディカムで追いかけ合ったり、おもちゃの銃で撃ち合ったり、他愛もないものを放課後、毎日撮っていた。高校時代、文化祭の出し物として、僕のクラスで映画を作って上映はしていたけれど、それとは別に放課後に毎日撮っていたのは、みんなで勝手にキャッキャ言っているだけの映像だった」(上田監督)


 上田監督は高校卒業後、「ハリウッドでは英語が必要」と思い、語学専門学校に入学したが、数カ月で中退。


「高校を卒業するときに、もう映画監督になろうと思っていて。『映画監督になるならハリウッドだな』と思って、アメリカに行くには英語が必要ということで、まず英語の専門学校に入った。英語の専門学校で、授業中もずっと英語しか使っちゃ駄目だった。“日本語禁止”で、なぜ怒られているか分からないときもあった」(上田監督)


借金まみれ、ホームレス同然に……「お金も友達も全部失った」

 専門学校中退後、宇宙一の映画監督になるためにヒッチハイクで上京。「上京したばかりでピュアだったために、大人にそそのかされて、数百万円の借金を背負ってしまった」という上田監督。結果、ホームレス生活になった。


「お金も友達も失って。ホームレス生活はそんなに長くなかったですが、何週間か代々木公園で過ごした後、寒くなってきてネット喫茶難民になった。ナイトパック難民になったけれど、ナイトパックもお金がかかるので、マクドナルドでチキンを100円で買って、そのまま24時間の店内で寝るみたいな生活を過ごしていた。“マクドナルド難民”でした」


 映画『カメラを止めるな!』は、上田監督の劇場用長編映画デビュー作となる。スローガンは「100年後に観ておもしろい映画を」だ。


 上田監督には、高校を卒業する際、映画監督ではない“別の夢”があったという。


「高校を卒業するときに、映画学校に行くか、よしもとに行くか。お笑い芸人になるか映画監督になるか迷って映画監督を志した。映画監督に決めたのは、映画が大好きだったっていうことももちろんある。でも、映画の中であればお笑いもできるし、笑い以外のこともできる。あと自分で芸人として、プレイヤーって感じじゃないと思った」


 そんな上田監督だが、映画『カメラを止めるな!』にはどんな戦略があったのだろうか。


「『これを想像していたんですか?』や『戦略家ですね』みたいなことを言われるけれど、ここまで(ブームに)なることは全く想像していなかった。みんな『ネタバレをしちゃ駄目だ、とにかく観てくれ』って、謎に包んだまま、おすすめしてくれる。リピーターの方も多くて『ネタバレは駄目だけど、リピートもしたい』っていう、ちょっと矛盾するようなことが起きている。『それも考えていたんですか?』って聞かれるが、全く考えていない。今、評判が上がってハードルが上がっているってことさえも、この作品にとっては“伏線”になるんですよ。ネタバレなのかな。これ以上は言えません」


内村光良も絶賛「あんなにおかしいのに最後は泣いてしまう…」

(▲夫・内村からのメモを読み上げる徳永キャスター)

 今回スタジオで上田監督を取材した徳永有美キャスターも、すでに同作を鑑賞したという。徳永キャスターは「実は私、主人が芸人の内村光良といいまして。私が激推したら、映画を観てくれて。感想が『なんと言っても映画への愛に満ちた作品。あんなにおかしいのに最後は泣いてしまう。スタッフ・役者、輝いている』と言っていました」と、自身の夫で芸人の内村光良から預かった感想を紹介した。


 徳永キャスターの言葉に上田監督は「うれしい。これ、内村さんからのコメントですか?」と驚き。映画監督としての顔を持つ内村の感想とあって「すげえ、うれしい」と喜びの声を上げた。


 徳永キャスターから、映画の撮影中に「成功する」という確信があったのか聞かれると、上田監督はこう話す。


「『作品として面白い』という手ごたえと、『ヒットするだろうな』という手ごたえはちょっと違う。最初、昨年10月に関係者試写会をやったんですよ。関係者試写会って、みんな台本も読んでいますし、演じていますから、自分の駄目な部分を見たりして、あんまりフラットに観られないことが多い。でも、その試写会ですごい笑い声が起きて、拍手も力強くて。その後、飲み会を12時間、4次会までやった。みんな帰らないぞって。それを見て大丈夫というか、この作品は面白いなって胸を張れると思った。ヒットするかどうかの確信というのは、映画の公開が始まってからですね」(上田監督)


 興行収入も今後かなり増えてくる見込みの同作。今回のヒットから次回作の製作費も増加すると見られるが、上田監督は次回作についてどのように考えているのだろうか。


「考えているというか、動いている、走っているのはいくつかありますけれど、まだ何も言えません。映画『カメラを止めるな!』は『無名の俳優でも面白い映画ができるんだ』や『(低予算でも)ヒットする映画ができるんだ』と言う人がいるけど、今回の映画に関しては、低予算だから、無名の俳優だからこそ成立できた映画だなと思っている。狙っていったというか、後付けかどうかも分からなくなっているけれど、今はそう思う。メジャーな映画で、大きなお金をかけて有名なキャストを使って作ったら、きっとこういうことにはなってなかった」(上田監督)


 映画『カメラを止めるな!』は、3日以降、全国100館以上に順次拡大上映が決定し、さらに勢いを増している。今後の上田監督の活躍にも目が離せなくなりそうだ。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)


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