「国会議員は“SNS感覚”を」 大雨警報当日、オウム死刑執行前夜の「赤坂自民亭」投稿に物議

 今月5日、西村内閣官房副長官がTwitterに投稿したある内容が物議を醸している。

 投稿には「今夜は恒例の自民亭。衆議院宿舎の会議室で、月一回食べ物やお酒を持ち寄り、党幹部と若手議員のざっくばらんに話す懇親会」との説明とともに、安倍総理大臣、岸田政調会長、竹下総務会長らが笑顔で席を囲んでいる写真が掲載されている。


 この投稿があった5日は、記録的な大雨になる恐れがあると気象庁が警報・注意報を発表した日。懇親会はその当日に行われ、一部ネット上では「こんな事をやっている場合なのか」などの批判の声があがっている。さらに、翌6日にはオウム心理教7人の死刑が執行されたが、懇親会には上川法務大臣の姿も見られていた。


 大雨警報が発表された日、オウム心理教7人の死刑が執行される前日にこのような会を開くことに問題はなかったのか。政治学者で国会議員のネット活用に詳しい東京工業大学准教授の西田亮介氏は、会自体ではなくその様子がSNSに投稿されたことを指摘する。


 「死刑執行は最終的には法務大臣のサインが必要だとはいえ、基本的に実務の案件は下から上がってくるもの。前日に法務大臣が飲んでいていいのかというと、物議を醸すとは思うが、業務に直接支障が出るかというと定かではない。ただ、こういった写真を楽しげに流通させる行為自体はある種のレピュテーションリスク(評判リスク)で、ネットでどういう見られ方をするのかということに対する配慮が乏しいと言わざるを得ない」


 その後、大雨による被害が拡大していくにつれ、西村内閣官房副長官は注意喚起や現地の情報、救助活動の状況などを随時発信している。西田氏は懇親会がプライベートか実務にあたるかは悩ましい部分があるとし、「Twitterですべてを判断する必要はない。(豪雨災害は)現在進行形の話なので、政府がきちんと防災活動で機能しているかどうか、自民党の国会議員たちがきちんと指示できているかどうかは事後的に検証されるべき。今すぐ判断するべきではない」と言及。そして、「どのような見られ方をするのか、災害が予見できる時にこのような投稿をする必要はないのではないか。そうした判断ができる“SNS感覚”を国会議員には持ってほしい」と述べた。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)


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