「スカイダイビングもスーツ姿で」 上川隆也、“糸村スタイル”を貫く宣言

 上川隆也が主演を務めるドラマ『遺留捜査』(テレビ朝日系)の第5シリーズ初回2時間スペシャルが、7月12日よる8時から放送される。


■あの愛すべき風変わり刑事が、また帰ってくる

 事件現場に残された“遺留品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁。事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと、超マイペースで空気を読まない不思議キャラで、視聴者を虜にしてきた刑事・糸村聡(上川隆也)。彼の活躍を描いてきた大好評シリーズ『遺留捜査』が1年ぶりに帰ってくる。


 7月12日(木)のスタートに先がけて6日(金)、『初回2時間スペシャル』の完成披露試写会が東京・六本木の「TOHOシネマズ 六本木ヒルズ」で行われ、主人公・糸村聡役の上川隆也と神崎莉緒役の栗山千明が舞台挨拶に登壇。詰めかけた約130名の観客の前で撮影秘話を語ったほか、主題歌に関する発表も行われた。


■新メンバーと共に、京都で渾身の第5シリーズ始動!

 1年ぶりに帰ってくる第5シリーズの舞台は前作同様、京都府警“特別捜査対策室”、通称“特対”。“特対”は、強行犯捜査を担う京都府警捜査一課の中にあって、特殊な事情のある案件に優先的に投入されるチーム。世間の耳目を集めるような派手な事件から、高度な情報管理が義務づけられる隠密捜査、他府県との合同捜査などを担当するプロフェッショナル集団だ。


 その“特対”に今シリーズより、梶原善演じる新メンバー・岩田信之が加入。猪突猛進タイプでプライドの高い岩田とマイペースな糸村がどう絡んでいくのかも見どころだ。


 初回2時間スペシャルでは文化庁美術品危機管理対策課、通称“文化財Gメン”の女性メンバーが、山中の岩場で遺体となって見つかったところからはじまるストーリー。一見、滑落事故のように思えた彼女の死は、5億円の値がつくほど貴重な仏像をめぐって起きた殺人だったことが判明し、糸村らが捜査を開始する。このスペシャルでは、なんと上川がロッククライミングに初挑戦。柄本明、平泉成、松下由樹、中村俊介ら錚々(そうそう)たるゲスト陣が出演し、深い謎と人間愛に満ちた物語を盛り上げている。


■主題歌は小田和正、2曲を使いわける贅沢な“W主題歌”が実現

 スーツにスニーカー、斜め掛けバッグという、変わらぬ“糸村スタイル”で舞台挨拶に登壇した上川は「大きく変わることなく、いつもどおりの物語をお届けします。皆さまにとって2018年夏の暑気払いになれば……!」と、力強くあいさつ。一方、夏らしく華やかな浴衣姿で登場した栗山は「夏といえば『遺留捜査』! 初回2時間スペシャルを見て、“来たな!”、“はじまったな!”と改めて実感しました」と、第5シリーズのスタートを軽やかに宣言した。


 また、初回2時間スペシャルでスーツ姿のままロッククライミングに挑んだことについて、上川は「撮影前日、雨が降ったため岩の表面が滑りやすい状況だった」と過酷な環境だったことを告白すると共に、「糸村はこの格好(スーツ姿)以外の服装はしませんので、万が一スカイダイビングをすることになったとしてもスーツ姿で飛ぶことになるのだろうな、と思っております(笑)」と、ジョークを交えて振り返った。


 そして、この舞台挨拶ではとある“大発表”が行われた。これまで『遺留捜査』シリーズを盛り上げてきた、小田和正による主題歌『やさしい風が吹いたら』『小さな風景』の2曲を、今シーズンではストーリーによって使い分けることが決定したという。日本ミュージックシーンのレジェンドともいうべきアーティスト・小田和正の主題歌を2曲も使用する、というこの贅沢な“W主題歌”の実現に、上川は「ロッククライミングより驚きました! “こんな贅沢な思いをさせていただけるなんて!”と感激し、『遺留捜査』は恵まれた、幸せな作品だなと改めて感じました」と感謝の思いを口にした。


■しなるけど折れない……糸村は“細い竹”のような男

 舞台挨拶では観客からのアンケートに寄せられた質問も紹介され、「役柄を演じる上で揺るがないところは?」という問いかけが。


 そんな『遺留捜査』ファンからの深い質問に、上川は「糸村という男を演じるにあたって、迷いは微塵もありません」と断言。「いくらでもしなるけれど、決して折れない……細~い竹みたいな存在でいようと思っています」と真摯に回答した。


 また、栗山は「私が演じている神崎莉緒は、正義感があって真面目で悪に対しての厳しさを忘れない。そういう強さが揺るがないポイントです」と、役柄への思いを語った。


 最後は、観客全員との写真撮影が行われ、番組特製うちわを手にした約130名の『遺留捜査』ファンは大盛り上がり。上川は最後、小田和正の主題歌にちなんで「小田さんの曲のタイトルをお借りするならば、1本1本の“小さな風景”をキャスト、スタッフとともに精一杯作り上げて、皆さまのお手元に“やさしい風”をお届けしたいと思っております」とメッセージを送った。


【上川隆也(糸村 聡・役)コメント】

 今年の夏も、うれしいことに『遺留捜査』の新シリーズをお届けできる運びとなりました。大きく変わることなくいつもどおりの物語をお届けしますが、これが皆さまにとって2018年夏の暑気払いになればと思っております。


――初回2時間スペシャルでロッククライミングに挑んだ感想は?

 僕は、糸村が何をしでかそうが驚かないというのが正直なところです。こと“遺留品”に関しては何をするかわからない男なので、台本を読んだときも「あ、ロッククライミングなんだ」ぐらいにしか思いませんでした。しかしいざ岩を目の前にした際は「ここを登るのか…」という思いに駆られましたね。実は撮影前日、雨が降ったため岩の表面が滑りやすい状況だったんです。“覚悟”というほどではないですが、気持ちを新たにして臨みました。糸村はこの格好(スーツ姿)以外の服装はしませんので、万が一スカイダイビングをすることになったとしてもスーツ姿で飛ぶことになるのだろうな、と思っています(笑)。


――今シーズンから加入した新メンバー・梶原善さんの印象は?

 梶原さんは話題の豊富な方。食べ歩きがお好きらしく、撮影のない日は宿の周りを散策して、ふらりとお店に入ったりしながら、おいしい店を探しているそうで、現場ではそんな話をしてくださいます。


――小田和正さんの“W主題歌”が実現したことについての思いは?

 ロッククライミングよりも驚きました! 2曲を作品内容に合わせて使っていい、と小田和正さんからお許しをいただいたと聞き、「こんな贅沢な思いをさせていただけるなんて!」と感激し、『遺留捜査』は恵まれた、幸せな作品だなと改めて感じました。監督たちによると、一方の曲を使うことをイメージしながら編集していたら、最後の最後にもう一方の曲のほうが合っていた!ということが、すでに何回かあったそうで、それほどまでに豊かなエンディングを作り上げられる土壌が今ここにあるということが、とても贅沢だなと感じています。


――差し入れでうれしい食べ物は?

 やはり(ドラマの舞台である)京都にちなんだものが現場にあると、うれしくなります。京都のスイーツは、素朴なきな粉のお餅でも味わい深いです。また、京都といえば和菓子のイメージが強いですが、実は、京都には喫茶店やケーキ店が多く、洋菓子もおいしいんです! ですので結果、何をいただいてもうれしいです(笑)。


――糸村を演じるにあたって、決して揺るがないことは何ですか?

 糸村という男を演じるにあたっては、迷いは微塵もありません。おそらくこの男は今後もずっと変わらないのでしょうが、一方で何をするかもわからない男でもあります。なので、“細~い竹”みたいな存在でいようと思っています。いくらでもしなるけれど、決して折れない…そんな存在でいるのが糸村らしさなのかな、と捉えております。


――今後、『遺留捜査』の中で挑戦したいことは?

 繰り返しになりますが、何が来ても驚きはしないんですよ。僕自身の中に“何をしたい”という意思はなく、むしろ糸村が次に何をするのかを心待ちにしている、というのが正直なところ。ですから、“何でもしますから、何でもさせてください”という心構えでおります。きっと糸村自身も事件ごとに巻き込まれているだけで、“何がしたい”などとは思っていない気がします。


――第5シリーズのスタートに向けてメッセージをお願いします!

 今年の夏は例年をさらに超えて暑くなると伺っておりますが、小田さんの曲のタイトルをお借りするならば、1本1本の“小さな風景”をキャスト、スタッフとともに精一杯作り上げて、皆様のお手元に“やさしい風”をお届けしたいと思っております。どうぞこの夏も『遺留捜査』をよろしくお願いいたします。


【栗山千明(神崎莉緒・役)コメント】

 私は昨年から『遺留捜査』に参加させていただいていますが、昨年から夏といえば『遺留捜査』という感じで、私自身も楽しんで撮影しています。初回2時間スペシャルを見て、「(『遺留捜査』が)来たな!」「はじまったな!」と改めて実感しました。ぜひ皆さんにも楽しんでいただきたいと思います。


――初回2時間スペシャルのロッククライミングに挑戦した上川さんを見て…?

 上川さんご自身は高い所は平気とおっしゃっていたのですが、私は高所恐怖症。そびえるような岩だったので、見ている私の方がソワソワして、冷や汗をかくような思いで撮影を見守っていました。


――今シーズンから加入した新メンバー・梶原善さんの印象は?

 おいしいお店を見つけると、「ココ、おいしいから!」と、店の名刺を渡して教えてくださいます(笑)。すごく現場を盛り上げてくださっていますね!


――小田和正さんの“W主題歌”が実現したことについての思いは?

 遺留品が残してくれたメッセージを噛みしめているときに流れる、小田さんの歌…。毎シーズン、とても胸を打つ場面でしたので、今回はどういう形で見られるのか、とても楽しみです。


――差し入れでうれしい食べ物は?

 この時期は、冷たいものがうれしいですね。熱中症に気をつけないといけないと思いながら撮影をしているので、冷たいものをいただくと生き返るというか、潤う気がしますね。


――神崎役を演じるにあたって揺るがないことは?

 私が演じている神崎莉緒は、正義感があって真面目。だからこそ、いつも糸村さんに「何やってるんですか!」と怒ってばかりで、まったく慣れない。でもすごく素敵だなと思うのが、悪に対しての厳しさを忘れないこと。そういう強さが、揺るがないポイントかなと思っています。


――この1年で変わったことは?

 毎回、“特対”の部屋で皆さんと情報のやり取りをするシーンがあるのですが、そのシーンはいつもすごく緊張してしまうんです。スピード感のある現場なので、ついていくのが大変なんですよね…。昨年はもっと緊張していたので、今年は少しずつ緊張に慣れはじめたかな。少しはリラックスする方法をつかめてきたかなと思っています。


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