「ナンパ講習会」に密着取材!50ページの教本に倣って、連絡先をゲット?

 アプリなど、様々な"出会い"の形がある中、再び"ナンパ"が注目されている。街行く女性たちに話を聞くと、


 「飲みに行ったことはある。お金ありそう、ノリ良さそうだったから」

 「ナンパしてくる時点で無理って感じ。どんなにかっこよくても」

 「無視してます。めちゃくちゃイケメンだったら良い。芸能人だったらいい」

 と、賛否両論だ。先日には東京メトロ社員の男らが女性に酒を飲ませて暴行した疑いで逮捕された。男らは「リアルナンパアカデミー」という、ナンパの仕方などを学ぶ講習会を通じて知り合ったと報じられている。


 ネガティブなイメージもあるナンパ教室。17日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、健全にナンパのイロハを有料で教えている教室を直撃取材した。


■140分×1回で29,800円、座学では50ページの教則本

 顔を隠すことを条件に取材に応じてくれたのは、現役ナンパ師で「流星道場」代表の流星さん(37)。18歳の時に友達に誘われて地元でナンパを始めるも、最初は女性と全く話ができなかったという。しかし経験を積んでいくうちにコンプレックスを解消、1日で最高7組のナンパに成功したという。28歳で東上京、Wワークで「流星道場」を開設。32歳で専念するようになった。教えた生徒は600人以上に上り、これまでのナンパ成功人数は2500人以上を数えるという。現在の交際相手と出会ったきっかけもナンパだという。

 「ビジュアルはすごく関係するが、悪くても努力で成功している人もいる」と話す流星さん。コツは、「褒める→不安を取る→イメージさせる」というもの。「N=ナンパする自分を好きになる A=相手に興味を持つ N=ナンパ以外の事にも興味を持つ P=プレゼン上手になる A=相手の良い所を見つける」ことが重要だそうだ。

 恋愛カウンセリングを行っている臨床心理士の山名裕子氏は「ナンパだと、情報がビジュアルしかないので、それで判断するしかないが、男性に比べて女性の方が見た目重視ではないケースが多い。承認欲求もあるので、声をかけられなかったらかけられないで寂しい部分もある。また、人は何か施しを受けると返そうという"返報性の原理"が働くので、気を遣いすぎたり、緊張したりしていると、相手もそうなってしまう。ある程度フランクな方がいい。時間帯については、暗さと心の開放度は比例する"たそがれ効果"というのがある」と話す。

 「流星道場」の受講料は「初伝」が140分×1回で29,800円、「中伝」が130分×2回で39,800円、「極意伝」が150分×3回で62,800円、秘伝が150分×6で128,000円だ。

 この日、受講したOさん(26)は、香川真司似の爽やかイケメン。「3か月くらい前に彼女と別れて、出会いもないなと思ってネットで調べていたら流星さんのブログを発見して」と話す。ナンパ経験はあるというが「数人に声をかけたがダメだった。数時間街を歩いて、2、3人に声をかけるのが精一杯だった」。合コンや街コンといった選択肢もある中で、あえてナンパを出会いのきっかけにしようと思ったのは、「今まで学校とかバイトとか、自分の限られたスペースの中でしか出会えないと思っていた。でもナンパをすれば圧倒的に出会える人数が増える。その中で納得のいく人に出会える確率の方が高いと思った」。

 講習は座学からスタート。「印象は目に見えないものにも表れる」「女性の反応を拾うだけで会話は成り立つ」「ナンパをスポーツだと思ってください」など、流星さんの体験に基づくアドバイスや心構えなどが記された、50ページにもわたるマニュアルを用いる。流星さんとマンツーマンで、「基本中の基本だが、声をかける前に必ず女性を観察する。例えば買い物袋を持っていたとしたら、"こんにちは。それってもしかして○○っていうブランドの服ですか?"と話すきっかけになる」といったアドバイスを直接もらう。


■そして街中で実践!4時間後に連絡先ゲット

 次は、街に出て実地講習だ。この日の課題は、お茶に連れ出すこと。受講生はマイクをつけ、話している声を流星さんが後ろで聞く。「観察して、声をかけにいく」というアドバイスの通り、緑のスカートを履いた女性に「緑のスカート、似合ってますね」と声をかけるOさん。しかし結果は失敗。流星さんは「予定あるんですか?とか、次の言葉を見つけたほうがいい」と助言。しかし2人目も失敗し、Oさんは「心が潰れそうなのと、恐怖」とタジタジだ。

 「相手の待ち合わせ時間を聞くこと。せっかく話せたんだから、またお会いしたいんでLINE教えてくださいとか」と流星さん。ナンパに慣れることを優先し、次々に声をかけるが、ことごとく失敗。「ユーモアが使えるともうちょっと興味を持ってくれるかもしれない」と励まされ、撮影していた動画をチェックし、自分を見つめ直すOさん。

 声をかけた女性は約30人、開始から4時間が経過し、すっかり日が暮れたその時、ようやくLINE をゲット。「お茶には連れ出す」という課題は達成できなかったが、Oさんは「論理的に教えてもらいわかりやすかった。今まで、モテるというのは生まれ持ったセンスでやっているのかと思っていたが、ある程度体系だてて学んで努力するというスキル的なものなのかな」と感想を語っていた。

 山名氏は、「気をひくようなことを言いながら"今からディズニーランド連れて行ってください"と大きな要求をしておいて、"30分くらいカラオケどうですか。それかカフェだったら"と要求をどんどん下げていく"ドア・イン・ザ・フェイス"」、「イエスかノーで答えさせたり、"今からどこか行きませんか"ではなく、"今から30分くらい、カフェかカラオケか漫画喫茶行かない?"と選択肢を出して考えさせる"ダブルバインド"という会話のテクニックがある」とコメントした。

 続いて、入会から1年が経つというVさんに同行した。「初めは街に出ても全然声がかけられなかったが、今は1人で声をかけられる」。相手の特徴を会話のきっかけにして、どんどん声をかけていく。「今日寒くない?」「黒髪美人ですね」「荷物やばくない?引越し?」。失敗が続くも、開始からわずか1時間ほどで、ご飯に誘い出すことに成功した。「声をかけていくうちに仲良くなる。もちろん最後にそういう行為があるかもしれないけど、普通に生きてたら全く知り合えない子とも出会えるというのが醍醐味」。

 最後に流星さんは「受講者は内向的な人の方が多いが、必ず変わる。話せるようになると楽しい。出会いの可能性が広がり、コミュニケーション能力が上がる。ナンパは素晴らしいものだと思う」と語った。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)


▶放送済み『AbemaPrime』の映像は期間限定で無料視聴が可能。

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