中村倫也、『ホリデイラブ』里奈には騙されない?「見破れます。女の敵は分かります」


 既婚男女4人による不倫、裏切り、そして夫婦の愛情がもつれ合う異色の恋愛ドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)。塚本高史演じる夫・高森純平に浮気された妻・杏寿(仲里依紗)中心に、純平を奪い取ろうとする浮気相手・井筒里奈(松本まりか)の暴走、その夫・渡(中村倫也)によるモラハラやDV……。毎回起きる修羅場にハラハラが止まらないと話題沸騰中だ。


 そんな泥沼夫婦2組の10年前を描くスピンオフドラマ『ホリデイラブ番外編~10年前の2人~』が、AbemaSPECIALチャンネルにて独占配信される。3月4日(日)に「高森夫妻編」、3月11日(日)に「井筒夫妻編」が放送され、夫婦のなれそめが明らかになる。


 今回、AbemaTIMESはSっ気たっぷりな演技で世間をざわつかせる中村倫也にインタビューを実施。役作りから周りからの反響、番外編の見どころまで話を聞いてきた。


ドSな渡役への反響「貴様って言う人、久しぶりに見た」


ーー『ホリデイラブ』のオファーが来たときの率直な感想をお願いします。


中村:マネージャーから「嫁に浮気されてDVかモラハラかパワハラな夫の役です」って言われて、何?ってなりました(笑)。


ーーなかなかですよね。


中村:自分で言うといやらしいかもしれないですけど、この原作を読んだときに、ドラマの成功の鍵は井筒夫婦に懸かっているなと感じました。高森家は周りから影響を受けて変化していく側で、高森家が黒ひげ危機一髪の黒ひげだとしたら、いかに飛ばすか飛ばさないかの剣を刺し続けるのが井筒家だと思うので。そこの刺激っていうのは、やっぱり視聴者は欲すると思いますし、作品の質もそこによって変わってくると思うので、そういう意味でやりがいのある役だと思いました。


ーー渡役について、周りから反響はありましたか?


中村:知人とのLINEグループで結構盛り上がったりしています。昨日も「貴様って言う人、久しぶりに見た」って。他にも「中指がエロいですね」みたいな感じで言われたりして(笑)。色々な評判が渡の耳に届いています。


役作りは外見から 修羅場シーンを着火剤に


ーー役作りにおいて気をつけた部分などはありますか?


中村:今回は、ほぼ9割5分「ガワ」から入りました。浮気された経験もないと思っていますし、(渡には)敵とみなした人を完全に否定していく感じとか、常に人を論破していく感じ、自分の中にない要素がいっぱいあったので、とりあえず見た目から入ろうと思いました。あと里奈(松本まりか)と純平(塚本高史)の浮気現場を目撃するシーン、その瞬間に懸けようと思っていました。ガチャって開けて見た瞬間に浮かんだものだけを頼りに渡を作っていこうと思って、それがないと難しかったです。そのシーンがクランクインして2日目で、インの日は1話の結婚式でただ白い服で歩くだけだったので、何となくできたんですけど。


ーー浮気現場のシーンを2日目に撮影できたというのは、流れ的にはすごくやりやすかったんですね。


中村:そうです。やはり経験したことないことをいくら想像力で補っても実感に勝るものはないので。その感覚を着火剤にしました。


塚本高史とは裏では仲良し


ーー仲さんや塚本さん、松本さんの印象を教えてください。


中村:仲さんとは若い頃、学園ドラマとかで一緒したことがあったのですが、結婚もして、お母さんになって、ますます美しくなっていました。芝居もちろん素敵です。

塚本さんは、いい意味であけすけな、裏表のない、現場を明るくしてくれるお兄さんです。意外と裏では渡とむちゃくちゃ仲いいんですよ(笑)。

松本さんは昔から知っていて、今回のこの役が松本さんの持っている要素を存分に振るえるキャラクターだと感じました。若い頃から演劇をやっている仲間としては「いったれ!」と思っています(笑)。

どの監督もやっぱり里奈をディレクションするときが一番楽しそうなんです。物語の鍵を握っている役なので、里奈をどう作るかでディレクターの手腕も問われると思います。そこのわくわくしている感じはすごく感じます。

1話の完パケを見たときに、こんなに適材適所なキャスティングはなかなかないなって思いました。


嘘をつくのは苦手「浮気は器用な人じゃないと無理」


ーー『ホリデイラブ』は「不倫」が一つの大きいテーマになっていますけども、もし中村さんが浮気をされたら気づけますか?


中村:見破れると思いつつ見破れないんじゃないですかね。男ってみんな、そうなんじゃないかと思います。


ーー逆に中村さんは嘘が得意な方ですか?


中村:僕はできないんですよ。結構すぐにバレちゃいます。若い頃、浮気じゃなんですけど、ちょっとふらふらしていたときに速攻でバレました。めちゃくちゃ泣きながら怒られて、その(当時の)彼女の姿を見て、「俺はこういうのできない。向いてないからやめよう」と思いました。若いうちにそういうことに気付かせてもらった人生なので、今はちゃんと年相応に落ち着いています(笑)。器用な人じゃないと(浮気は)無理ですね。浮気なんて、器用で心がないか、心がいっぱいある人じゃないとできないですね。不倫は文化じゃないです。


ーーもし仮に里奈みたいなすごく誘惑的な、魅力的な女性が来られたらどう感じますか。


中村:酒のさかなにしますね。多分、見破れます。女が嫌いな女、女の敵みたいなのは分かります。

牛乳シーンはアドリブ「渡が飲んだら面白いなと思って」


ーー中村さんがイメージする理想のご夫婦像について教えてください。


中村:ほのぼのして平和な夫婦がいいです。安心ができる、夏の那須高原のような。那須高原で一緒に牛乳飲みたいですね。


ーー牛乳なんですね。


中村:大事なポイントですね。


ーー作中でも、牛乳飲まれていますよね。


中村:渡が飲んだら面白いなと思って。「何かしながらあのシーンをやりたい」と思っていたんですけど、何がいいかなって考えて、「酒にいきそうなところを酒じゃない!対極の牛乳だ」って思ったんです。そこでスタッフさんに「冷蔵庫、何か入ってますか?」って聞いたら、やっぱり中には何も用意されてなくて。冷蔵庫を開ける予定はなかったので当たり前なんですけど。「ここで牛乳飲みたくて、どうしても、夕方に撮るからちょっと何とかしてもらえないですか」ってお願いしたら、用意してくれました。僕のわがままに応えてくれる熱意のあるスタッフさん方なので、ますますこっちも頑張んなきゃと思います。


番外編では、里奈と出会う前と出会ってからの渡の変化に注目


ーー渡というキャラクターについて、本編と番外編で意識したことはありましたか?


中村:本編は崩壊から始まっている夫婦の話だったので、渡もつき合っている頃と結婚してからは違うだろうし、結婚してからも浮気が発覚してからもまた違うだろうなって思って演じていたんです。生まれながらにそこまで亭主関白だったりサイコパス的、モラハラ的な男性だったという風には作りたくなかったので、もともとの育ちだったり性格なのかもしれないですけど、何か彼なりの使命感なのか、だんだんああいう風になったんだと思って役を作っていたんです。

なので、この10年前っていうのは、そこに橋渡しになるように、里奈と出会う前と出会ってからの変化みたいなものをうっすら出せたらなと思いながら演じていました。


ーー番外編の見どころを教えてください。


中村:全体的に割とコミカルなタッチですし、清水葉月さん演じる小百合という窓口があって、この夫婦をのぞくという構成になっているので、観ている人も小百合に感情移入して観られるんじゃないかと思います。またその中で、里奈の怖さだったり、渡のちょっとした狂気の片りんも見えてくるかなと。なので、前菜のような気持ちで楽しんでいただけると嬉しいです。小百合を介してとんでもない井筒夫婦というものを覗いてもらって、「駄目だ、こりゃ」って思ってもらえれば。


ーー最後に読者へメッセージをお願いします。


中村:本編と番外編と二つ合わせて、より二つともを楽しめるようなつくりになっていると思うので、渡や里奈たちの過去を垣間見たかったら、ぜひつついてほしいと思います!今、勢いのあるAbemaさんなので、アプリを落としておいて損はないぞと(笑)。『日村がゆく!』も見てください!

番組情報

『ホリデイラブ番外編~10年前の2人・~高森夫妻編〜』

Abemaビデオで配信中

放送URL:https://abema.tv/video/episode/50-34_s0_p9

『ホリデイラブ番外編~10年前の2人・井筒夫妻編~』

放送日時:3月11日(日)午後11時55分~翌0時15分

放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/BNXXCeTXXsw8KZ


『ホリデイラブ番外編~10年前の2人・井筒夫妻編~』 あらすじ

 クールで素っ気ない公認会計士・井筒渡(中村倫也)に大学時代から6年にわたって片想いしている小百合(清水葉月)は、今日こそ距離を縮めようと決意。喫茶店で渡と会う。ところがそこへ、かつてバイト先の後輩だった宮田里奈(松本まりか)が偶然やって来る。初対面にもかかわらず、馴れ馴れしく渡に接する里奈を見て、小百合は大慌て。しかもその1カ月後、渡と里奈が妙にいい雰囲気で一緒に喫茶店にいるところを目撃し…!


テキスト:堤茜子

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