橋下氏、三浦瑠麗氏に「日本は国際政治学者の力が弱かったのではないか」と問題提起

 朝鮮半島情勢に揺れ続ける日本。8日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』で、橋下氏と国際政治学者の三浦瑠麗氏が日本の安全保障をめぐる議論の問題点を指摘した。


 まず橋下が「国家の安全を守ること、安全保障は国の一番重要な仕事。ロシアの考え方には与しないけれど、オリバー・ストーンがプーチン大統領にインタビューした本を読んで、国を守るとはこういうことなのか、これが国家の指導者だと思った。つまり、僕たちはいつも西側諸国の感覚で話すけど、ロシアの立場から見ると、韓国、日本、ヨーロッパと、周りをミサイルの体制で取り囲まれている。プーチンはその状況からロシアをどうするかを考えていく。日本の場合はそうではなくて、いつも9条から出発している」と指摘。

 すると三浦氏は「9条1項2項があって、軍は禁じているけれど、国の安全を確保することは禁じていないだろうということで、「必要最小限度」で自衛隊を持っている。そして、防衛費はGDPの1%以内ですよとか、武器の輸出はしません、といった基準を入れてきたが、この「必要最小限度」は、アメリカが何をしてくるかで揺れ動く。アメリカに"次の5年間はここまでしかしません"と言われたら、残りの部分は自衛隊が負わなくてはいけない。政府はその都度「安全保障環境の変化が」と言い、ハト派は"国民の恐怖を煽っている"と言う。そもそも憲法に一言も書いていない"日米同盟におけるアメリカがやってくれる度合い"も含めた憲法解釈をやろうとするのは不健全だ」と応じた。


 さらに橋下氏が、三浦氏の専門分野を念頭に「今まで日本で安全保障の分野の議論が弱かったのは、アメリカに頼りっきりだったからということと、国際政治学者の力が弱かったからだと思う。憲法9条があるから法律家が出てきてくだらんことばっかり言うんだけど、本来は安全保障を法律家に語らせたらだめなんです。9条を横に置いておいて、国の安全とはなんぞや、ということを国際政治学者が議論すべきなのに、あまりやってこなかったのではないか」と問題提起。

 三浦氏は「私の師匠のそのまた師匠は中立的なことを考えていた人で、西側にも東側にも与せず、しかも核抑止からも逃れられるような何かを目指していた。日本の国際政治学というのはアメリカの思想を輸入しちゃうか、理想論的なものにいくかのどちらかだった。でも輸入するということは翻訳するだけでなにも産み出してなので、もっと志を高く持って最先端の話をしなければならなかった。憲法学者が幅を効かせる中で、憲法解釈まではいじれないけど、必要なことは言わないといけなかった」と説明。橋下氏は「憲法を無視して言い訳じゃないし、憲法9条の解釈もやらないといけないけど、そこは政治家も含めて一緒に組んで、国際政治学者は枠を離れて国の安全保障はなんぞやと、そして9条に対してどうするんですかというところで法律家が出てきて、現実的な国際安全保障環境と憲法のどう隙間を解釈で埋めていくかを議論するのが本来の姿なのに、いきなり憲法だけで行くからいけない」とコメントした。


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