妊娠も急増!?柴田阿弥「私も怒ってる」…進化するアイドル業界事情を吉田豪と考える

 ももクロ、AKB、乃木坂、そしてK-POPと、とどまることを知らないアイドル人気。「なりたい職業ランキング」(第一生命保険調べ)でも、その地位は不動のようだ。


 その一方、アイドルたちが打ち出す特徴やコンセプトは多様化の一途を辿っている。歌と踊りで仏教の教えを伝える「てらぱるむす」、仮想通貨の素晴らしさを広める「仮想通貨少女」、さらには呪いをコンセプトにしたアイドルや、"宇宙人と交信できる"というアイドル、自身で売り込みや戦略を含めた社長業を兼務した"セルフプロデュース"アイドルなど、地下アイドルの世界は実に多種多様だ。

 25日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、そんなマニアックでコアな独自路線を突き進む"日本地下アイドル界"を取材した。


 今回、取材班が話を聞いたのは、特に夢や希望を持っているわけではなく、お金を稼ぐための仕事として割り切る「職業アイドル」の姫乃たまさん(24)。地下アイドルとしての活動を初めて8年目だが、とてもやる気があるようには見えない。

 「レッスンも受けたことないですね。上手くなることに対して執着心がないのかもしれない。そもそも磨いてどうこうなるようなものじゃないので。最初から特別じゃなくても、普通の子がこの仕事で食べていけるっていうのが良いところだなって思いますね」。


 地下アイドルたちの平均月収はおよそ12.7万円というデータもあるが、姫乃さんはライブを月に10本、1枚500円のチェキや自主製作のトートバッグ、思い出の写真を使った缶バッジなどの物販、そしてライターとして10本以上の連載も抱えており、安定した収入を得ているようだ。

 「アイドルになるのは夢じゃないですね。全然アイドルになるなんて思ってなかったです。普通になんだろう、成り行き、不思議と仕事になった感じですね」と、現実的な部分も包み隠さず見せる姫乃さんを、なぜファンは応援しているのだろうか。ライブイベントに参加していた人たちは

 

 「なんなんでしょうねー、それがちょっとわからなくて、何がいいのかなっと思いつつも通ってます」

 「オタク側からすると仕事でやってても全然良くって、よく言うのが一番キラキラしてる時間をオタクのために使ってくれるっていう、それもうありがたいっていう、ハハァーという感じで受け入れることができるんで」


 と話す。そんな姫乃さんに今後の夢を伺ってみると「夢は寝てる時にしか見たことないです…」という答えが返ってきた。


 そんな姫乃さんの向き合い方に、「プロじゃないのか」という批判の声があるのも事実だ。


 SKE48の元メンバーで、フリーアナウンサーの柴田阿弥は「私がアイドルになったのも成り行きと言えば成り行きだが、アイドルになったのなら支えてくれた人たちに、ちゃんとした姿勢を見せないといけないと思う。一生懸命働いて稼いだお金を頂いてやってる以上は、仕事として執着心、向上心を持ってやれよ!と思ってしまう。上手くなくても一生懸命やることに意味があると思う」と熱弁。

 しかし、「(姫乃さんは)実はちゃんとやってる人」(プロインタビュアーの吉田豪氏)、「包み隠さずなんでも見せる、というところに共感できるファンもいるのでは」(東洋経済オンラインの山田俊浩編集長)との見方を示されると、「確かにそういうのが好きという人もいるかもしれないし、私みたいなのが暑苦しくて嫌だなと思う人もいると思います。私はもっと売れたくて、律して行きたかったので……すみません!(笑)」と話していた。


■柴田阿弥「本当に良くない。私も怒ってる!」

 しかし、柴田が懸念する通り、業界の裾野が広がったことで様々な問題が露呈してきているのも事実だ。


 「元々アイドルオタクだった人が仲間に自慢したいがために自分で作ってしまうケースや、キャバクラの経営者が始めるなど、誰でも参入できるようになった結果、ノーギャラ未払い、セクハラ・パワハラなど問題のある運営も多い。信用できるのは2割くらいしかいないと思う。アイドルを脅して捕まったような人が戻ってきてまた運営になれるような世界でもある」と吉田氏。

 そんな状況からか、"妊娠アイドル"も急増しており、マネジャーやファンの子を身ごもったアイドルなど、トラブルは枚挙に暇がない。メンバーの行動によって活動に支障をきたしたことから、「どうしてくれんだよ」「正直者が馬鹿を見るんですね」「こんなだせえ終わり方ある?ありえねんだけど」などとツイートで心情を吐露したアイドルもいた。


 背景について「AKBグループが活躍している恩恵でアイドルファンの層が厚くなった結果、若くてイケメンのファンも増えた」と話す吉田氏に、柴田は「ちやほやされて舞い上がってしまう方もいるかもしれない。アイドルとファンがつながるというのも、人によってはありえること。本当に良くない。私も怒ってる!」と再び違和感を口にした。

 吉田氏は「辞めるときの理由に対して、説明責任を問うと訴えるファンもいるが、"夢を守るためだ"と、あえて理由を説明しない場合もある。しかしアマチュアな運営者が増えた結果、本人が何も考えずに妊娠したことをバラしてしまうケースも増えているので、みんな驚かなくなっちゃった」と話す。ふかわりょうも「昔はSNSもなく、遠い存在だったが、今はすごく近しい存在になった。"私たち、不倫してまーす!"みたいなことを売りにするアイドルも出てくるのではないか」と冗談交じりにコメントした。


 そんな吉田氏が注目しているというのが、メンバーがマネジャーの子を妊娠してしまったというアイドルグループに所属していた「眉村ちあき」。「まだメジャーデビューはしておらず、自分でCD-Rを焼いて活動しているが、とてもいい。こういう曲を作りたいと思ったら作れちゃうという特殊な才能も持っている」。また、福岡のアイドルグループ「うさぎのみみっく!!」も要チェックだという。「転調を激しく繰り返す曲、8分くらいの長さの曲もあり、かなり攻めている。そのため、地方で活動するのは難しく曲も売れないと運営の人がぼやいていた(笑)」。


 2018年も、どんなアイドルがシーンを賑わせるのか、注目だ。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)


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